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【市況】NY株式:ダウは253ドル安、原油安を嫌気し利益確定の売り優勢


17日の米国株式相場は下落。ダウ平均は253.25ドル安の17495.84、ナスダックは68.58ポイント安の5002.55で取引を終了した。昨日の連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ決定後にアジアや欧州など世界的な株高となったことを受け、朝方から利益確定の売りが先行。原油先物価格が再び35ドルを割り込んだことも嫌気された。11月景気先行指数が予想を上回ったものの、相場を押し上げるには至らず、引けにかけて下げ幅を拡大、前日の上昇分は帳消しとなった。セクター別では公益事業を除き全面安となっており、エネルギーや自動車・自動車部品の下落が目立った。

予想を上回る決算を発表した運輸のフェデックス(FDX)が上昇。一方でソフトウェアのオラクル(ORCL)は決算で売上高が予想を下回ったことが嫌気され、売られた。家具・インテリアのピア1インポーツ(PIR)は、通年の業績見通しを引き下げ急落。携帯端末のアップル(AAPL)は、ジェフ・ウィリアムズ氏を最高執行責任者(COO)とする人事を発表したものの、株価は軟調推移となった。

連邦捜査局(FBI)は薬価引き上げで強い批判を受けたことで知られる製薬会社チューリング・ファーマシューティカルズのマーティン・シュクレリCEOを詐欺容疑で逮捕した。シュクレリ氏が先月過半数の株を取得し、CEOに就任していたカロバイオス・ファーマシューティカルズ(KBIO)は取引停止となった。



Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

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