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【市況】概況からBRICsを知ろう~インドSENSEX指数は3日続伸、米株式市場の上昇とアジアの株式市場が堅調な値動き


【ブラジル】ボベスパ指数 45015.84 +0.32%
16日のブラジル株式市場は続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比143.38ポイント高(+0.32%)の45015.84で取引を終えた。44094.84まで下落した後、45098.94まで上昇した。指数構成銘柄での値上がりは34、値下がりは26、変わらず3であった。

格付け会社フィッチが、「ブラジルの格付けをジャンク(投資不適格)級に引き下げ、見通しはネガティブ」と発表したことを受けて、ブラジル株の売りが一時強まった。その後、米連邦公開市場委員会(FOMC)の市場予想に沿った0.25%利上げ決定を受けて、不透明感払しょくとの見方からか、買い戻しが優勢になり、プラスに転じたもよう。

【ロシア】MICEX指数 1754.71 +0.70%
16日のロシア株式市場は続伸。主要指標のMICEX指数は、前日比12.25ポイント高(+0.70%)の1754.71で取引を終了した。1744.31から1759.09まで上昇した。

この日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利の引き上げ決定が確実視され、不透明感払しょく、アク抜けなどの見方から、欧州株が上昇しており、ロシア株も連れ高になったとみられる。また、米国とロシアがシリア多国間協議開催(18日NY)で合意を好感も。一方、ロシアの一部メディアは、EU首脳会議を控え(17-18日開催)、すべてのEU加盟国が対ロシア経済制裁の延長を支持する見通し(EU高官発言)と報道した。

【インド】SENSEX指数  25494.37 +0.69%
16日のインドSENSEX指数は3日続伸。前日比173.93ポイント高(+0.69%)の25494.37、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同50.00ポイント高(+0.65%)の7750.90で取引を終えた。

終始プラス圏で推移し、後半に上げ幅をやや拡大させた。前日の米株式市場の上昇に加え、本日のアジアの主要な株式市場が堅調な値動きを示したことを受け、買いが先行。また、外国人投資家(FII)が買い越しに転じていることも支援材料となった。ほかに、政府が付加税1%追加するとの計画を撤廃する可能性があるとの報道も好感された。

【中国本土】上海総合指数 3516.19 +0.17%
16日の上海総合指数は小幅に値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比5.83ポイント高(+0.17%)の3516.19ポイントと反発した。

政策期待が支え。「翌年度・経済政策の基本方針を決める『中央経済工作会議』が今週末にも開催される」との観測が流れた。原油相場が大幅続伸したことも、投資家心理を上向かせている。ただ、上値は重い。人民元相場の下落基調に歯止めがかからないなか、資金流出の警戒感が強まっている。指数は一時、マイナス圏に沈んだ。

《CS》

 提供:フィスコ

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