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【市況】東京株式(前引け)=リスクオフの巻き戻しで急反発

 16日前引けの日経平均株価は前日比395円高の1万8961円と急反発。前場の東証1部の売買高概算は10億9441万株、売買代金概算は1兆2184億円。値上がり銘柄数は1581、対して値下がり銘柄数は248、変わらずは95銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、原油市況の下げ止まりを背景とした米株高や為替の円高一服を受けてリスクオフの巻き戻しが表面化した。前日までの2日間で日経平均は3.5%弱の下落をみせていたこともあって、値ごろ感からの押し目買いや買い戻しが活発化した。主力株から中小型株まで幅広く買われ東証1部全体の82%の銘柄が上昇している。ただ、日本時間あす未明に判明するFOMCの結果とイエレンFRB議長の今後の金融政策に対する姿勢を見極めたいとの思惑もあり、1万9000円近辺では売りも厚い。

 個別ではトヨタ自動車<7203>が急反発、三井住友フィナンシャルグループ<8316>、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも買われた。ソニー<6758>が高く、NTTドコモ<9437>も上昇した。さくらインターネット<3778>がストップ高、コア<2359>も値を飛ばした。半面、村田製作所<6981>が軟調、JAL<9201>も下落した。日新電機<6641>が大幅安、日本航空電子工業<6807>、楽天<4755>なども売られた。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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