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【市況】16日の株式相場見通し=米株式の続伸と円安を好感して反発

 あす(16日)の東京株式市場は、きょうまでの2日間で日経平均株価が664円安と急落していることから、自律反発を想定した買いが見込まれる。また、前日の米株式市場で、NYダウ平均株価が大幅続伸したことも買い支援材料となりそうだ。ただ一方で、米連邦公開市場委員会(FOMC)での金利引き上げ転換の内容発表を目前にして、手控え姿勢は継続しそうだ。

 15日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比156.41ドル高の1万7524.91ドルと続伸した。米原油先物市場で、代表油種のWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の期近物が大幅上昇したことで、石油株など資源関連の銘柄を中心に買いが優勢となった。ダウ平均株価は一時、前日比259ドル高に達する場面もあった。ナスダック総合株価指数は、前日比43.129ポイント高の4995.357と続伸した。
 16日早朝の東京外国為替市場では1ドル=121円60銭台と前日に比べて円安・ドル高方向での推移となっている。

 日程面では、鋼球の製造・販売などを手掛けるツバキ・ナカシマ<6464>が東証1部に新規上場する。このほか、11月の訪日外国人客数、14日時点の給油所の石油製品価格に注目。海外では、イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長会見、米11月の住宅着工件数、米11月の鉱工業生産指数が焦点となる。(冨田康夫)


出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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