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【市況】14日の中国本土市場概況:上海総合2.5%高で3日ぶり反発、証券株に買い


週明け14日の本土マーケットは大幅に値上がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比86.09ポイント(2.51%)高の3520.67ポイントと3日ぶりに反発した。上海A株指数は90.25ポイント(2.51%)高の3685.93ポイント。外貨建てB株相場は続伸する。上海B株指数が6.32ポイント(1.62%)高の396.70ポイント、深センB株指数が16.05ポイント(1.26%)高の1289.52ポイントで引けた。

朝安の後に買われる流れ。人民元相場の下落基調や新規株式公開(IPO)による需給悪化などが警戒され売りが先行したものの、買いの勢いが徐々に増した。翌年度・経済政策の基本方針を決める「中央経済工作会議」の開催を月内に控え、政策期待が高まっている。指数は先週末、約5週ぶりの安値を付けていたため、値ごろ感も着目された。引けにかけて一段高となっている。

業種別では、証券株の上げが目立つ。招商証券(600999/SH)や興業証券(601377/SH)など複数の銘柄がストップ高した。早ければ今月中にも発表される「IPO登録制の関連規則」に絡み、証券業にとって収益機会が増えるとの見方が強まっている。保険株も高い。新華人寿保険(601336/SH)が値幅制限いっぱいまで上昇した。銀行株や不動産株、インフラ関連株、素材関連株、運輸株なども物色されている。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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