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【特集】船井総研HD Research Memo(2):売上高・営業利益ともに好調維持


■業績動向

○2015年12月期第3四半期の業績動向
船井総研ホールディングス<9757>の2015年12月期第3四半期累計の売上高は10,637百万円(前期比17.4%増)、営業利益2,622百万円(前期比17.4%増)となり、売上高・営業利益ともに成長を持続した。売上高に関しては、主力の経営コンサルティング事業(売上構成比85.7%)が引き続き好調だった。営業利益に関しても、経営コンサルティング事業の貢献が大きいが(営業利益構成比92.8%)、ロジスティクス事業の利益も前期比で倍増した。高い売上成長の中、営業利益率は24.7%を維持しており収益力の高さは変わらない。

経営コンサルティング事業の主力部門である、住宅・不動産は好調を維持した。また特筆すべきは、次の成長分野と位置付けている医療・介護部門であり、前期比98.0%の伸びを記録した。東西の同業界向けのコンサルティング組織を統合し、ノウハウの共有を強化した成果が現れた形だ。住宅・不動産、レジャー・アミューズメント、医療・介護、士業、外食・フードなど決して景況感の良い業種ではないが、すでに同社はこれらの市場でコンサル業界No.1の地位にあり、今後もシェアアップが続く勢いだ。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)

《SF》

 提供:フィスコ

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