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【通貨】今日の為替市場ポイント:ドル・円は121円前後で推移か、原油安継続や株安で円買い優勢も


11日のドル・円は東京市場では121円56銭から122円23銭で推移。欧米市場でドルは一時120円58銭まで下落し、120円87銭で引けた。

本日14日のドル・円は121円前後で推移か。原油先物の続落や欧米株安を意識して、アジア市場ではリスク回避的な円買いがやや優勢となる可能性がある。

今週は日本、米国の金融政策が発表される。市場参加者の間では15-16日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合結果に対する関心が高い。利上げは確実視されており、市場の関心は2016年以降の利上げペースに向けられているようだ。原油安の影響でゆるやかなペースで利上げが進められるとの見方が増えているものの、一部では年4回の利上げ実施も想定されている。FOMCの声明内容を点検し、米国の利上げペースを見極めることが重要となりそうだ。

原油安の長期化や株安はドル上昇を抑える要因となるが、現時点で2016年末にかけて日米金利差は段階的に拡大するとの見通しは変わっていない。FOMC会合の前後で原油先物の下げが一服した場合、日米株価の反転が期待できることから、リスク回避的な円買いは縮小する可能性がある。

《SY》

 提供:フィスコ

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