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【市況】東京株式(大引け)=183円高、米株高と円安を受け反発

 11日の東京株式市場は、前日までの下げの反動もあって押し目買いや買い戻しが優勢となった。日経平均株価は1万9200円台を回復して引けた。

 大引けの日経平均株価は前日比183円93銭高の1万9230円48銭と4日ぶり反発。東証1部の売買高概算は24億521万株、売買代金概算は3兆659億円。値上がり銘柄数は1260、対して値下がり銘柄数は547、変わらずは117銘柄だった。きょうはメジャーSQ(株価指数先物・オプション12月物の特別清算指数)算出に絡み、売買代金は3兆円超えとなった。

 前日の米国株市場でNYダウが4日ぶりに反発したことを受け、きょうの東京市場は朝方こそ小幅安で始まったものの、その後は終始買いが優勢に。原油安を背景に引き続きリスクオフの流れが意識されるなかも、日経平均は前日までの3日間で約3.3%の調整を入れていたことで値ごろ感から買いが入りやすかった。前場取引時間中に為替が円安方向に振れたことも、輸出株中心にリバウンド狙いの買いを誘った。ただ、米国FOMCを来週の15、16日に控え、この結果を見極めたいとの思惑から、後場は手仕舞い売りにやや伸び悩んだ。

 個別では、小野薬品工業<4528>が物色人気となり、トヨタ自動車<7203>も堅調。電通<4324>にも買いが先行している。日新電機<6641>が値を飛ばし、東京製鉄<5423>、保土谷化学工業<4112>も買われた。コムシスホールディングス<1721>、協和エクシオ<1951>も高い。半面、積水ハウス<1928>が軟調、セコム<9735>も冴えない。ティー・ワイ・オー<4358>、gumi<3903>が急落したほか、KLab<3656>の下げもきつい。オカモト<5122>、森永乳業<2264>なども値を下げた。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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