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【通貨】NY為替:ドル・円は121円42銭、原油安で世界経済への懸念が高まる、リスクオフ


 9日のニューヨーク外為市場でドル・円は、122円63銭から121円08銭まで下落し121円42銭で引けた。米国の10月卸売在庫が予想外の減少に落ち込んだことを受けた債券利回り低下に伴うドル売り、原油安などで世界経済への懸念が強まったことによるリスク回避の円買いに、ストップロスを巻き込み売りが加速した。


 ユーロ・ドルは、1.0922ドルから1.1044ドルまで上昇して1.1026ドルで引けた。ノボトニー・オーストリア中銀総裁の発言「アナリストはユーロ圏の経済のファンダメンタルズを読み誤った」、「定例理事会前の市場の予想は不条理」などを受けて、ユーロの買い戻しが継続。ユーロ・円は、株安を嫌気したリスク回避の円買いが加速し、134円15銭から133円54銭へ下落した。


 ポンド・ドルは、1.5067ドルから1.5192ドルへ上昇。ドル・スイスは、0.9918フランから0.9820フランへ下落した。

《KK》

 提供:フィスコ

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