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【市況】8日の株式相場見通し=売り買い交錯でもみあう、GDP改定値を注視

 8日の東京株式市場は、きのう日経平均株価が反発に転じたことや、外国為替市場での円安傾向持続を好感して、売り物薄のなか買い優勢で続伸の推移となりそうだ。ただ、前日の米株式市場でNYダウ平均株価が反落したことから、買いは限定的となりそうだ。寄り付き前の7~9月期の国内総生産(GDP)改定値の内容に左右される可能性もある。

 7日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前週末比117.12ドル安の1万7730.51ドルと反落した。NY原油先物価格(WTI=ウエスト・テキサス・インターミディエート)の期近物が、一時1バレル=37.50ドルと、約6年10カ月ぶりの安値をつけたことから、原油安が収益を圧迫するとの見方が広がり、エネルギー関連株を中心に売りが優勢となった。ナスダック総合株価指数は、前週末比40.459ポイント安の5101.812と反落した。

 日程面では、7~9月期の国内総生産(GDP)改定値、11月の景気ウォッチャー調査、10月の国際収支に注目。海外では、欧州連合(EU)財務相理事会、中国11月の貿易統計、ユーロ圏7~9月期国内総生産(GDP)改定値が焦点となる。(冨田康夫)


出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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