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【経済】米利上げでインフレは鈍化するのか?


4日の米長期金利は低下したが、賃金上昇率は10月実績をやや下回ったことや、不本意なパートタイム就業者や求職断念者も含めた広義のU6失業率は10月の9.8%から11月は9.9%に上昇したことが意識されたようだ。4日の米国株は大幅高となったが、米国の利上げペースはゆるやかなものになるとの思惑が広がったことが株高の要因とみられており、株高を意識した金利上昇はなかった。

 市場関係者の間では、米国でインフレが急速に進行する可能性は低いとみられている。原油価格の先安観は払拭されていないことやドル相場がやや上昇する可能性を考慮すると、利上げによってインフレ率はやや低下するのではないか?との声が聞かれている。
《MK》

 提供:フィスコ

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