市場ニュース

戻る
 

【通貨】今日の為替市場ポイント:ドル・円は123円台で推移か、米国株高を受けてリスク選好的な円売り継続へ


4日のドル・円は東京市場では122円48銭から122円85銭で推移。欧米市場でドルは一時123円38銭まで上昇し、123円12銭で引けた。

本日7日のドル・円は主に123円台で推移し、底堅い動きが続く見込み。米国株の大幅高を意識して、リスク選好的な円売りは継続する見込み。

米労働省が4日発表した11月雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比+21.1万人、失業率は5.0%で10月と同水準。非農業部門雇用者数は市場予想の+20万人をやや上回り、11月の雇用統計は、やや強い内容との見方が多かった。

ただ、米長期金利は低下した。賃金上昇率は10月実績をやや下回ったことや、不本意なパートタイム就業者や求職断念者も含めた広義のU6失業率は10月の9.8%から11月は9.9%に上昇したことが意識されたようだ。4日の米国株は大幅高となったが、米国の利上げペースはゆるやかなものになるとの思惑が広がったことが株高の要因とみられている。

市場関係者の間では、米国でインフレが急速に進行する可能性は低いとみられている。原油価格の先安観は払拭されていないことやドル相場がやや上昇する可能性を考慮すると、利上げによってインフレ率はやや低下するのではないか、との声が聞かれている。

《SY》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均