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【通貨】英ポンド週間見通し:下げ渋りか、ECBへの失望から逃避的なポンド買いも


■強含み、ユーロ高・円安の影響を受ける

先週のポンド・円は強含み。英国中央銀行による大手銀行の健全性審査で、対象となった大手7行全てが合格したことやユーロ高・円安が急速に進行したことが要因。金融システム不安が払拭されたことから、金利引き上げに対する警戒感は低下したことがポンド買いを促す場面があった。取引レンジは183円98銭-186円27銭。

■下げ渋りか、ECBへの失望から逃避的なポンド買いも

今週のポンド・円は下げ渋りか。欧州中央銀行(ECB)による追加金融緩和への失望感が広がったが、米連邦準備制度理事会(FRB)の2016年以降の利上げペースは定まっていない。ユーロと米ドルを積極的に買い進める状況ではないとみられており、安全逃避的なポンド買いが多少増える可能性がある。

○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・8日:10月鉱工業生産(前月比予想:+0.1%、9月:-0.2%)
・10日:10月商品貿易収支(予想:-96億ポンド、9月:-93.51億ポンド)
・10日:英中央銀行が金融政策発表(政策金利と金融政策は現状維持の公算)

予想レンジ:185円00銭-188円00銭

《FA》

 提供:フィスコ

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