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【市況】4日の香港市場概況:ハンセン指数は続落、欧米市場の下落など外部環境の不透明感が重し


4日の香港市場は値下がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比181.12ポイント(0.81%)安の22235.89ポイント、本土企業株で構成されるH株指数が153.56ポイント(1.54%)安の9834.28ポイントと、そろって続落した。売買代金は760億5400万香港ドルにやや増加している(3日は664億9100万香港ドル)。

外部環境の不透明感が重し。欧州中央銀行(ECB)が追加の金融緩和策を発表したものの、期待されていたものより小規模だったことで欧州市場が急落し(独DAXが3.58%安など)、米株市場にも売りが波及したこと(NYダウが1.42%安など)を嫌気した。11月・米雇用統計の発表を今夜に控えていることも気がかり。労働市場の動向は米金融政策に影響を与えるため、結果を見極めたいとするスタンスが買いを手控えさせた。

ハンセン指数の構成銘柄では、国内銀行5位の交通銀行(3328/HK)が2.7%安、生命保険事業で中国最大手の中国人寿保険(2628/HK)とマカオ・カジノの金沙中国(1928/HK)がそろって2.4%安と下げが目立った。

H株証券セクターもさえない。華泰証券(HTSC:6886/HK)が2.9%安、海通証券(6837/HK)が2.7%安、中信証券(6030/HK)が2.3%安で引けた。中国不良資産処理の中国信達資産管理(1359/HK)も2.8%安と値を下げている。

空運セクターも売られる中国国際航空(753/HK)が4.8%安、中国南方航空(1055/HK)が3.8%安、中国東方航空(670/HK)が2.8%安と急落した。

【亜州IR】

《SY》

 提供:フィスコ

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