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【材料】【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家株道氏:個人投資家は信用残高を知って一人前!


以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家株道氏(ブログ「株道?人に教えたくない私の相場帳?」を運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2015年12月3日20時執筆

<今夜のECB 理事会、明日の米雇用統計を控えて、動ける相場ではありませんので、本日は、ブログでも質問が多く寄せられる信用取り組みについて、株道の見方をお伝えしたいと思います。

信用取引をしたことのない方でも、信用残を知らなければ、まずプロを相手に相場で勝てないと思って下さい。

信用売り残、買い残の増減に伴う株価変動の基本は、多くの株式サイトで触れており、既に理解されている方も多いと思いますのでこの場では割愛します。

画像は、日経平均の日足チャートです。

現在、日経平均は2万円の壁を明確に乗り越えられないでいます。ちょうど均衡の釣り合った振り子のような状態です。次にどちらに振れるかは、信用残である程度の予測がつきます。例えば、株価が頭打ちでイベントが目白押し、下落リスク回避の流れから信用買い残が大幅に減少、信用売り残だけが残れば、株価は目先、先高観が強まることになるといった、具合です。
(当然、相場に100% はありませんので、需給をうかがい知ることができるという意味です。また、上記は考え方の一例を示したもので、現状予測ではありません)

その他にも、出来高を伴い上昇しているのに、信用買い残は増加しない場合、個人投資家は買っておらず、機関投資家などが買っていると推測もできます。

個別銘柄に応用すれば、次に何が起こるのか1つの手がかりになりますし、テクニカルを同時に読み解けば、一過性の上昇か、しばらく続くトレンド変化なのかが見えてきます。

今週の動きは、買い残が微増で上げ渋り、売り残減少で下げ渋り、要警戒で推移。
読めない難しい相場だったと言えます。
よって手出し不要だったわけです。

私はかつて信用取引で大損をして苦汁を飲まされていますので、取組み手の心情が痛いほど良く分かります。株価の乱高下には常に信用取引に翻弄させられる投資家たちの苦しみがあります。信用残で需給を推し量ることができたら一人前。相場で負け組から脱却するために避けては通れない第一歩です。

「株道」ブログでは、相場を生き抜くための投資スタンスや、資産形成のためのヒントをお伝えしています。株の怖さを知らなければ、自分の欲の代償に大損失を知ることになります。自らの失敗で経験値を積むのは高くつきますが、一旦、身についた相場観は誰にも奪えません。1000回のトレードと500回の過ちを繰り返さなければ、相場で生き残る相場観は養えません。しかし、近道はあります。他人の歴史に学ぶことです。

ぜひ一度、「株道」ブログにもお越しください。

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執筆者名:株道
ブログ名:株道?人に教えたくない私の相場帳?

《NO》

 提供:フィスコ

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