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【市況】4日の株式相場見通し=ECBの追加緩和策に失望売り先行

 4日の東京株式市場は、現地3日に発表される欧州中央銀行(ECB)定例理事会での追加金融緩和策が事前の期待を下回る小規模なものとなったことから失望売りが先行し、日経平均株価は、大幅安のスタートとなりそうだ。3日の米シカゴ市場で日経平均先物12月物(円建て)の終値は、大阪取引所の清算値を395円下回る1万9545円となった。
 3日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比252.01ドル安の1万7477.67ドルと大幅続落した。現地3日の欧州中央銀行(ECB)が決定した追加金融緩和策が事前の期待を下回る小規模なものとなり、欧州株式市場が軒並み大幅安となったことから、米株式市場にも失望売りが広がった。ナスダック総合株価指数は、前日比85.695ポイント安の5037.527と大幅続落した。
 4日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=122円70銭台での推移となっている。
 日程面では、ポータルサイトを通じたライフエンディングサービスに関連したマッチング事業および書籍販売事業を手掛ける鎌倉新書<6184>が東証マザーズに新規上場する。このほかに、11月の消費動向調査、10月の毎月勤労統計速報値に注目。海外では11月の米雇用統計、10月の米貿易統計が焦点になる。(冨田康夫)


出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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