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【市況】【市場反応】米11月ISM非製造業景況指数/10月製造業受注指数、ドル売り


 外為市場では予想を大幅に下回った11月ISM非製造業景況指数に嫌ったドル売りが再燃した。ドル・円は123円40銭から123円10銭へ下落。ユーロ・ドルは1.0800ドル・円から1.0845ドルへ再び上昇した。

米供給管理協会(ISM)が発表した11月ISM非製造業景況指数(総合)は55.9と、市場予想の58.0を下回り、10月の59.1から低下。5月来の低水準となった。米国経済の70%は消費が占めるため注目されていた同指数の雇用も55.0と、10月の59.2から大幅に低下した。

一方、同時刻に米商務省が発表した10月製造業受注指数は前月比+1.5%と、市場予想の+1.4%を上回り3ヵ月ぶりのプラスに改善した。上昇率は6月来で最大。

事前に、米労働省が発表した新規失業保険申請件数は前週比9000件増の26.9万件と市場予想に一致。失業保険継続受給者数は216.1万人と、前回215.5万人から増加したものの市場予想の219万人を下回った。

【経済指標】・米・先週分新規失業保険申請件数:26.9万件(予想:26.9万件、前回:26万件)

・米・失業保険継続受給者数:216.1万人(予想:219万人、前回:215.5万人←220.7万人)

・米・11月ISM非製造業景況指数(総合):55.9(予想:58.0、10月:59.1)
・米・10月製造業受注指数:前月比+1.5%(予想:+1.4%、9月:-0.8%←-1.0%)

・米・11月サービス業PMI改定値:56.1(予想:56.5、速報値:56.5)
・米・11月総合PMI改定値:55.9(速報値:56.1)

《KK》

 提供:フィスコ

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