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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):カプコン、大東建、日本郵政、ニコン

■カプコン <9697>  2,839円  +75 円 (+2.7%)  本日終値
 カプコン<9697>が3日続伸。この日の10時ごろに、ニンテンドー3DS 向けゲーム「モンスターハンタークロス」を国内出荷本数が200万本(ダウンロードカードおよびニンテンドーeショップでのダウンロード版販売実績を含む)を突破したと発表しており、業績への寄与を期待した買いが入っている。「モンスターハンター」シリーズは、雄大な自然の中で巨大なモンスターに立ち向かうハンティングアクションゲーム。中でも「モンスターハンタークロス」は、より自分なりのハンティングの可能性を提案する新作タイトルで、従来のシリーズにおける世界観やゲーム性をベースとしながら、「狩技」や「狩猟スタイル」といった新たな要素と、14種類の武器を組み合わせることで多彩かつ新鮮なプレイスタイルを実現する自由度の高さが特徴。11月28日の発売以来、わずか6日間で200万本出荷を達成しており、人気の高さがうかがえる。

■大東建託 <1878>  13,420円  +325 円 (+2.5%)  本日終値
 大東建託<1878>が4日続伸。同社は2日、11月の月次業績速報を発表。建設事業の受注高は758億9900万円(前年同月比32.3%増)と大幅増となったことが好感されているようだ。また、不動産事業では入居者斡旋件数が1万8196件(同10.1%増)に伸長。家賃ベース入居率は、居住用と事業用をあわせ96.18%(同0.02ポイント上昇)となっている。

■高松グループ <1762>  2,763円  +66 円 (+2.5%)  本日終値
 高松コンストラクショングループ<1762>が3日続伸。大和証券は2日、同社株のレーティングを「3(中立)」から「2(アウトパフォーム)」に引き上げた。目標株価は2670円から2900円に見直した。第2四半期(4~9月)の営業利益は前年同期比82%増の40億円と好調。民間建築の大型受注で売り上げが増加したほか、選別受注や労務費抑制が収益に寄与し完成工事総利益率が改善。同証券では16年3月期の連結営業利益は前期比29%増の92億円と会社予想(76億円)を大幅に上回り最高益を予測。今期以降、3期連続での最高益更新を見込んでいる。

■NTN <6472>  606円  +11 円 (+1.9%)  本日終値
 NTN<6472>が3日続伸。ゴールドマン・サックス証券は2日、投資判断の「買い」を再強調した。目標株価は700円。2日にドライブシャフト事業説明会が開催され、会社側から同事業の収益性改善に向けた諸施策について、積極的な説明があった模様だ。その内容に対して、同証券は「全体の印象はポジティブ」と評価。この説明会を契機に株価の浮揚を想定している。

■エイチーム <3662>  2,114円  +34 円 (+1.6%)  本日終値
 エイチーム<3662>が続伸。同社は2日、ⅰOSとアンドロイド向けに配信中の新感覚リアルタイムRPG「ユニゾンリーグ」が国内・海外合算で累計300万ダウンロードを突破したことを発表した。「ユニゾンリーグ」は、14年12月4日に配信を開始したスマートフォン向けRPGで、友達と一緒に必殺技を決めるなど、リアルタイムにわいわい楽しめる内容などが人気を集めている。サービス開始ら1周年記念キャンペーンを行うことで更なる人気化期待される。

■日本郵政 <6178>  1,938円  +31 円 (+1.6%)  本日終値
 2日、日本郵政 <6178> が発行済み株式数(自社株を除く)の8.52%にあたる3億8330万6000株(金額で7309億円)を上限に、3日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買い(買い付け価格は2日終値の1907円)を実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。

■ニコン <7731>  1,645円  +25 円 (+1.5%)  本日終値
 ニコン<7731>が4日ぶりの反発。きょうは、SMBC日興証券がニコンの目標株価を引き上げたアナリストレポートが確認されている。同証券のアナリストは「高収益のFPD露光装置の上積み主因に2017年3月期、2018年3月期を上方修正」、これにより目標株価を1060円から1570円に引き上げ、レーティングを「3」から「2」へ格上げしている。精密機械セクターは欧州情勢で売られる局面があったが、最近はリスク懸念が後退しており投資マネーが入ってきている印象だ。

■リョービ <5851>  507円  +7 円 (+1.4%)  本日終値
 リョービ<5851>が3日続伸。主力商品の自動車向けダイカストは海外で新規受注品が立ち上がっているほか、中国やタイでの生産工場稼働にともなうコストが解消されていることも利益に貢献している。需要先では北米や東南アジア向けが好調に推移しており、下期想定為替レートは1ドル=120円で円安による輸出採算改善効果も期待される。16年3月期営業利益は前期比24%増の113億円を見込むが、上方修正余地が指摘され、立花証券企業調査部では会社側見通しに3億円上乗せの116億円(同27%増)を予想。

■UBIC <2158>  874円  +11 円 (+1.3%)  本日終値
 2日、UBIC <2158> [東証M]が独自開発の人工知能「KIBIT」の関連技術「Landscaping」の特許が韓国で成立したと発表したことが買い材料。特許を取得したのは、ユーザーから与えられた教師データに含まれる特徴を人工知能に学習させ、その学習結果に基づいて他のデータを評価させることで、ビッグデータからユーザーの意図に合致する情報を抽出するコア技術に関するもの。同技術の特許取得は日本に続き2ヵ国目となる。発表を受けて、アジアでの市場優位性の強化による業績への寄与に期待する買いが向かった。

■GMO-PG <3769>  5,990円  +70 円 (+1.2%)  本日終値
 GMOペイメントゲートウェイ<3769>が続伸。2日の取引終了後、ツイッター社と代理店契約を締結し、ツイッターの広告商品「Twitter広告」の主要代理店に認定され、「GMO-PG集客支援サービス」の一貫として、「Twitter広告」を本格展開すると発表しており、業績への寄与を期待した買いが入っている。「Twitter広告」とは、世界中に月間約3億2000万人のアクティブユーザー(15年9月末時点)を抱える「Twitter」上で提供される広告商品の「プロモアカウント」「プロモツイート」「プロモトレンド」の総称。今回、GMOPGが主要代理店に認定されたが、広告代理店以外の企業が認定されることは珍しく、同社では「Twitter広告」をはじめ、「GMO-PG集客支援サービス」の各サービスの提案および運用業務を行うとしている。

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