【通貨】東京為替:ドル底堅い、イエレン議長の発言受け買い安心感
3日の東京外為市場で、ドル・円は底堅い値動きとなった。米連邦準備制度理事会(FRB)議長による「タカ派」的な発言を受け、ドル買い安心感が広がった。
イエレンFRB議長が前日の講演で「利上げは米経済が景気後退から回復していることの証明」などと述べ、12月利上げに前向きなスタンスを示した。これを受け、ドル・円は123円67銭まで上昇。その後は利益確定売りで、米国市場の上昇分を帳消しにしたが、東京市場ではドル買い安心感が広がり、底堅い値動きとなった。
上海総合指数がプラス圏で推移していることから、午後の取引も引き続きドル買いが続く見通し。ただ、日経平均株価が弱含んだほか、ランチタイムの日経平均先物がさえない値動きのため、上値が重くなりそうだ。
なお、ユーロ・ドルは伸び悩み、1.0594ドルから1.0618ドルで推移。また、ユーロ・円はもみあい、130円64銭から130円87銭で推移。
【経済指標】
・豪・10月貿易収支:-33.05億豪ドル(予想:-26億豪ドル、9月:-23.17億豪ドル)
・中・11月財新サービス業PMI:51.2(10月:52.0)
【要人発言】
・英政府
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《TY》
提供:フィスコ