市場ニュース

戻る
 

【市況】概況からBRICsを知ろう~上海総合指数は値上がり、、値ごろ感より買われる


【ブラジル】ボベスパ指数 45046.75 -0.16%
1日のブラジル株式市場は続落。主要指標のボベスパ指数は前日比73.61ポイント安(-0.16%)の45046.75で取引を終えた。45482.20から44775.35まで下落した。指数構成銘柄での値上がりは29、値下がりは32、変わらず2であった。

この日発表されたブラジルの7-9月期GDPが、前期比は-1.7%で予想に届かず、前年比は-4.5%で一段と悪化したこと。また、11月製造業PMIも43.8まで低下したことで(10月は44.1)、ブラジル株の売りが先行した。引き続き、政治混乱の再燃によるルセフ大統領の政権運営に対する懸念も売り圧力になった。

【ロシア】MICEX指数 1772.97 +0.11%
1日のロシア株式市場は反発。主要指標のMICEX指数は、前日比1.92ポイント高(+0.11%)の1772.97で取引を終了した。1785.29を高値に、いったん1763.05まで下落した。

ロシア株は1.5%前後の下落が2営業日続いた後であり、1日はいったん買い戻しが先行したとみられる。しかし、1日発表の中国の政府系と民間系それぞれの11月製造業PMIが、依然として50を下回っていること。また、ブレント原油先物が総じて軟調だったことなどが、その後売り圧力となった。

【インド】SENSEX指数 26169.41 +0.09%
1日のインドSENSEX指数は小幅高。前日比23.74ポイント高(+0.09%)の26169.41、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同19.65ポイント高(+0.25%)の7954.90で取引を終えた。

買いが先行した後は狭いレンジでもみ合った。堅調な経済指標が支援材料。前日11月30日取引終了後に発表された7-9月期の国内総生産(GDP)成長率は7.4%となり、前期の7.0%と市場予想の7.3%を上回った。製造業の成長ペースが9%以上となり、全体をけん引したと説明された。

【中国本土】上海総合指数 3456.31 +0.32%
1日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比10.90ポイント高(+0.32%)の3456.31ポイントと続伸した。

朝安の後に買われる流れ。寄り前発表の11月・中国製造業PMIが3年3カ月ぶりの低水準に落ち込んだことや、新規株式公開(IPO)再開に伴う需給悪化懸念などで売られたものの、大きく売り込む動きにはつながらず、引けにかけてプラスに転じた。上海総合指数は先週末に急落していたため、値ごろ感が意識されている。

《CS》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均