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2015年12月01日17時22分

【為替】欧米為替見通し:GPIF報道で円買い方向、各国通貨の上昇は限定的


今日の海外市場では、円買い圧力が強まりそうだ。年金積立金管理運用独立法人(GPIF)が為替ヘッジを開始するとの報道が背景。欧米取引時間帯には主要国や新興国の経済指標が発表される予定だが、指標が堅調でも各国通貨の買いは上値が抑えられる可能性があろう。

米紙によると、GPIFはユーロ相場の変動に対応するため、小額の為替ヘッジを始めた。この報道を受け、東京市場ではユーロ売り・円買いに大きく振れ、他の主要通貨売り・円買いに波及した。GPIFは、厚生年金と国民年金の積立金、計130兆円規模の資金を運用する世界的な年金基金。7-9月期の運用結果が-8兆円規模になったと11月30日に発表したばかりで、欧米市場でも動向が注目されていた。

このため、欧米取引時間帯に発表される各国の経済指標の内容にGPIFの報道が加味されそうだ。カナダ・7-9月期国内総生産(22時半)、米・11月ISM製造業景況指数(24時)は前回を上振れると予想されているが、カナダドル・円、米ドル・円は円買い圧力に上値を抑えられよう。逆に、英・11月製造業PMI(18時半)やブラジル7-9月期四半期国内総生産(20時) は予想通りに前回を下振れると、ポンド・円、レアル・円は円買い方向に走りやすい展開を予想する。

【今日の欧米市場の予定】

・17:55 独・11月失業率(予想:6.4%、10月:6.4%)
・18:00 ユーロ圏・11月製造業PMI改定値(予想:52.8、速報値:52.8)
・18:00 カーニー英中銀総裁会見
・18:30 英・11月製造業PMI(予想:53.6、10月:55.5)
・19:00 ユーロ圏・10月失業率(予想:10.8%、9月:10.8%)
・22:30 カナダ・7-9月期GDP(前期比年率予想:+2.3%、4-6月期:-0.5%)
・24:00 米・11月ISM製造業景況指数(予想:50.5、10月:50.1)
・24:00 米・10月建設支出(前月比予想:+0.6%、9月:+0.6%)
・02:45 エバンス米シカゴ連銀総裁講演(経済情勢と金融政策)

《SY》

 提供:フィスコ

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