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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):住友化、オービック、フジクラ、日本M&A

■住友化学 <4005>  737円  +31 円 (+4.4%)  本日終値
 住友化学<4005>が3日ぶり反発。立花証券が11月30日付で同社株のレーティングを「強気」継続(目標株価は850円)でフォローしている。同社は原油安を背景に石化事業が好調なほか、農薬も収益貢献し、会社側では10月30日に16年3月期の営業利益を1450億円から1550億円に上方修正しているが、立花証券では一段の上振れを見込む。石化事業などの見積もりが依然保守的として、同証券では前期比25.6%増益の1600億円を予想しており、株高を支援する格好となっている。

■オービック <4684>  6,800円  +250 円 (+3.8%)  本日終値
 オービック<4684>が続急伸、連日の新値街道を走っている。前日にMSCIの指数構成銘柄入れ替えで新規組み入れとなり物色人気を誘ったが、足もと一段と買いの勢いが増している。中小企業向け業務ソフトで高い実績を誇り、来年からスタートするマイナンバー制度ではその販売ノウハウを生かし、クラウド活用の付加価値の高いサービス提供で需要囲い込みが期待されている。警備保障大手のALSOK<2331>と営業協力体制を構築しており、マイナンバー分野での連携効果に期待がかかっている。

■フジクラ <5803>  720円  +23 円 (+3.3%)  本日終値
 11月30日、フジクラ <5803> が子会社アメリカフジクラが米NetIG 社と光接続用製品の合弁会社を設立し、当該事業を譲り受けると発表したことが買い材料。NetIG 社は光接続用製品の製造・販売を手掛けており、米国の有力な大規模データセンター運営会社を顧客に持っている。今回の合弁設立と事業譲受により、同社は成長が著しい米国の大規模データセンター市場への本格参入を目指す。なお、出資比率はアメリカフジクラが65%、NetIG 社が35%。発表を受けて、光接続用製品の事業拡大による業績への寄与に期待する買いが向かった。

■日本M&Aセンター <2127>  5,660円  +160 円 (+2.9%)  本日終値
 日本M&Aセンター<2127>が4連騰。東海東京調査センターが30日付で同社株のレーティングを「アウトパフォーム」継続としており、これが株価上昇を後押ししている。同調査センターでは同社マネジメントを招いてスモールミーティングを開催、中堅・中小企業のM&A は 足元、各業界において業界再編に起因した案件が増加していることを確認しており、同社の利益水準も順調な推移が見込まれるとしている。

■日立ハイテクノロジーズ <8036>  3,490円  +95 円 (+2.8%)  本日終値
 日立ハイテクノロジーズ<8036>が続伸。同社はきょう、川田テクノロジーズ<3443>グループのカワダロボティクスとヒト型ロボットNEXTAGE事業で協業契約を結んだと発表。国内外でのさらなるマーケティング・販売活動強化に注力するとしており、期待材料となっているようだ。

■明光ネット <4668>  1,435円  +36 円 (+2.6%)  本日終値
 明光ネットワークジャパン<4668>が続伸。11月30日の取引終了後、持ち分法適用関連会社である創企社の全株式を売却することに伴い、第1四半期(9~11月)業績に売却益4546万円を特別利益として計上すると発表しており、業績上振れ期待が高まっているようだ。グループの経営資源のより効率的な活用を目的としているという。

■攝津製油 <2611>  443円  +80 円 (+22.0%) ストップ高   本日終値
 摂津製油<2611>がストップ高。同社はきょう、ノロウイルスに対して不活化効果のある「殺ノロウイルス組成物」で特許を取得したと発表。この特許は大阪府立大学との共同研究成果。従来のノロウイルス代替えネコカリシウイルスを用いた効果の確認に加え、実際のノロウイルスを用いた遺伝子レベルでのRT-PCR法におり効果を確認しているという。

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