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【経済】SDR採用後の人民元相場はどうなる?


 複数の報道によると、国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事と24人の理事は30日、ワシントンのIMF本部で中国の通貨である人民元をIMFの特別引き出し権(SDR)の構成通貨に採用するかどうかを判断する。ラガルドIMF専務理事は11月13日時点で人民元のSDR採用を支持しており、米国なども採用を認める方針を示唆していることから、人民元のSDR組み入れはほぼ確実との見方が多い。

 中国は人民元による貿易決済を急速に進めている。人民元のSDR採用が正式決定された場合、人民元の利用は一段と拡大すると予想されている。ただし、人民元相場の今後の見通しについては意見が分かれている。上昇を予想する声は少なくないが、中国経済の成長減速傾向を考慮して中国は人民元相場の上昇を当面容認しないとの声が聞かれている。
《MK》

 提供:フィスコ

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