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【市況】米個人消費の動向や国内大手証券のフォーラムに関心集まる/オープニングコメント


 30日の東京市場はこう着感の強い相場展開が続きそうである。27日の米国市場は短縮取引で商いは閑散となり、まちまちの展開だった。また、原油先物相場の下落なども嫌気されていた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比30円高の19890円。

 クリスマス商戦に突入した米国の個人消費動向に関心が集まりそうだが、実店舗から客足遠のく一方で、ウォルマートのウェブサイトなどで相次ぎアクセス集中による障害が発生するなど、オンラインでの購買が活況となっているもよう。感謝祭翌週の月曜日はサイバーマンデーと称され、オンラインショッピングにおけるホリデーシーズンの始まりとされており、動向を見極めたいところである。

 また、先週末には政府が首相官邸で行政改革推進会議を開き、安倍首相は予算編成の反映を指示。一億総活躍社会に向けた対策や、TPPへの思惑等もあり、補正予算の上積みへの期待感から、下値の堅さは相当意識されよう。

 その他、野村證券では11月30日から12月4日までの5日間、年末恒例の野村インベストメント・フォーラム2015(CEOフォーラム)を開催する。プレゼン参加企業や講演者の発言等に市場の関心が集まりやすいだろう。
《AK》

 提供:フィスコ

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