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2015年11月27日18時28分

【市況】27日の香港市場概況:ハンセン指数は5日続落、本土株急落を嫌気


27日の香港市場は大幅に値下がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比420.62ポイント(1.87%)安の22068.32ポイント、本土企業株で構成されるH株指数が252.73ポイント(2.50%)安の9855.66ポイントと、そろって5日続落した。売買代金は791億2000万香港ドルに増加している(26日は613億7100万香港ドル)。

本土株急落につれて下げ幅を広げる流れ。証券会社に複数のネガティブ材料が浮上するなか、マーケットの先行きが不安視され、中国株式マーケット主要指標の上海総合指数は5.48%安と大幅続落した。「投機性の強い高レバレッジ取引を抑制するため、中国証券監督管理委員会(証監会)が証券会社に対する新たな規制に乗り出した」と報じられたことで、証券取引の信用が縮小すると危ぐされている。

中国ブローカー大手の中信証券(6030/HK、600030/SH)と国信証券(002736/SZ)が26日引け後、中国証券監督管理委員会から調査を実施するとの通知を受けたとそれぞれ報告したこともマイナス材料だ。中国景気の先行きも警戒される。取引時間中に発表された全国工業企業の10月利益総額は、前年同月比4.6%減の5595億2000万人民元(約10兆7330億円)に低迷。5カ月連続で前年同月実績を下回ったことが嫌気された。

ハンセン指数の構成銘柄はほぼ全面安(50のうち49が下落)。個別では、中国政府系デベロッパーの華潤置地(1109/HK)と石炭最大手の中国神華能源(1088/HK)がそろって4.6%安、石油・化学大手の中国石油化工(386/HK)と香港デベロッパーの信和置業(83/HK)がそろって4.2%安と下げが目立った。時価総額上位の本土系金融株も急落している。

H株指数の構成銘柄も全て下落。なかでも証券株が安い。華泰証券(HTSC:6886/HK)が7.5%、広発証券(1776/HK)が5.4%、中信証券が4.9%ずつ値を下げている。海通証券(6837/HK)は前場途中で売買を一時停止。停止前は前日比3.8%安で推移していた。前述したように、複数の売り材料が重なっている。

【亜州IR】

《SY》

 提供:フィスコ

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