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【市況】【今日の相場見通し】本日の予想レンジ 19,900円~20,100円。

 米株式市場は祝日(感謝祭)により休場。欧州市場は欧州中央銀行(ECB)の追加緩和期待から軒並み上昇しており、その影響で日経平均先物も夜間取引では、20,000円の大台を維持して取引を終えていることから、東京市場の朝方は買い先行での取引開始となりそうだ。

 一巡後は、20,000円の節目を意識しながらの売買となりそうで、指数の大台を固める展開となるようなら、好決算銘柄を中心に買いポジションを積み増す動きから、一段高も期待されるだろう。ただ、トルコ軍機によるロシア軍機撃墜事件において、露外相がトルコとの戦争は望まないと発言しながらも、救援物資を輸送していたトルコの車両がロシア軍機から空襲を受けたとの報道もあり、地政学的リスクが急速に高まることが懸念される。週末のポジション整理と合わせ、リスク回避の動きが優勢となれば仕掛け的な売りが出易くなるだけに、特に日経先物の動向には十分注意したい。

 テクニカル的には、ボリンジャーバンドの+1σ(19,827円前後)~+2σ(20,283円前後)のレンジ内取引が想定されるが、市場のマインドは良好なことから、目先の下値メドは、5日移動平均線(19,908円前後)近辺となりそうだ。

 新興市場のジャスダック平均は、日足・週足共にすべての抵抗線を上抜き、完全に青天井状態となっているが、短期的な過熱感を心配される水準まで上昇しているだけに、8/21に開けた下窓(2,711ポイント)を閉めるあたりが、目先の上値メドとなりそうである。マザーズ指数は、5日移動平均線(851ポイント前後)下値支持線となり、上値は200日移動平均線(881ポイント前後)が抵抗線として意識されるだろう。

 本日の予想レンジ 19,900円~20,100円。(ストック・データバンク 編集部)

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