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【通貨】今日の為替市場ポイント:ドル・円は122円台で推移か、欧州株高などを意識してリスク回避の円買い縮小も


26日のドル・円は東京市場では122円55銭から122円72銭で推移。欧米市場でドルは一時122円50銭まで下げたが、米国が感謝祭の祝日のため、動意薄の状態が続き、122円63銭で引けた。

本日27日のドル・円は122円50銭で推移か。トルコとロシアの関係は緊張状態が続いているものの、軍事衝突は回避されるとの思惑が広がっている。26日の欧州株式は総じて上昇していることから、リスク回避的な円買いが広がる状況ではないとみられる。

フランスのオランド大統領とロシアのプーチン大統領は26日、モスクワで会談を行った。複数の報道によると、シリアの穏健な反政府勢力への攻撃を回避するため、同国内の目標物に関して連絡・調整することで合意したようだ。プーチン大統領は「ロシアはシリアの穏健な反政府勢力を標的にしない」との見方を示した。

報道によると、ロシアとフランスは過激派組織「イスラム国(IS)」壊滅に向けて有志諸国連合の実現を目指すことになるようだ。具体的には、シリア国内でISと戦っている反政府勢力の支配地域に関して情報交換を進めるもようだ。プーチン大統領は米国が主導する有志連合とも連携する用意があると述べている。

過激派組織イスラム国(IS)に対して欧米とロシアの連携は維持されるとの思惑が広がっていることは、主要国の株式市場にとってはプラス材料か。外為市場ではリスク回避的な取引はやや縮小する可能性がある。

《SY》

 提供:フィスコ

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