【市況】【市場反応】米10月新築住宅販売件数/11月ミシガン大インフレ期待は上昇、ドル続伸

　外為市場ではインフレ期待の上昇を受けてドルが続伸した。ドル・円は122円26銭から122円92銭へ上昇し日中高値を更新。ユーロ・ドルは1.0689ドルから1.0566ドルへ下落した。

米商務省が発表した10月新築住宅販売件数は前月比+10.7％の49.5万戸と、市場予想の50.0万戸を下回った。9月分は46.8万戸から44.7万戸へ下方修正された。

同時刻に発表された米国の11月ミシガン大学消費者信頼感指数確定値は91.3と、予想外に、速報値の93.1から下方修正されたが、10月の90からは上昇した。米連邦準備制度理事会（FRB）がインフレ期待の指標としている同指数の11月ミシガン大学1年期待インフレ率確定値は2.7％と、速報値の2.5％から10月と同水準に上方修正された。5-10年期待インフレ率確定値は2.6％とやはり速報の2.5％から上方修正され、10月の2.5％から上昇した。

【経済指標】
・米・10月新築住宅販売件数：49.5万戸（予想：50.0万戸、9月：44.7万戸←46.8万戸）

・米・11月ミシガン大学消費者信頼感指数確定値：91.3（予想：93.1、速報値：93.1）

・米・11月ミシガン大学1年期待インフレ率確定値：2.7％（速報値：2.5％）

・米・11月ミシガン大学5-10年期待インフレ率確定値：2.6％（速報値：2.5％）

《KK》

　提供：フィスコ