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【市況】経済指標の影響は限定的も、テロ警戒が重石に


『米株式市場』


23日のNY市場は下落。前週に大幅上昇していたため、利益確定の売りが出やすい需給状況だった。週後半の感謝祭の祝日を前に、手控えムードも強い。ダウ平均は31.13ドル安の17792.68、ナスダックは2.44ポイント安の5102.48。


12月の米国の利上げが確実となったことから、経済指標の発表で大きく振らされる可能性は低いと考えられる。このため、24日の7-9月期の米国内総生産(GDP)改定値などの影響は限られよう。反対に予想値は速報値から上方修正が見込まれており、好反応を示してくる可能性がありそうだ。


一方で、世界的なテロの猛威が重石となる。米国務省は23日、米国民に対し全世界を対象とする渡航注意勧告を題している。「複数の地域でテロ攻撃を改革していることを示す情報がある」と警戒を呼びかけており、手控えムードが強まりそうである。


その他、経済指標ではS&P/ケース・シラー総合-20住宅価格指数(9月)、消費者信頼感指数(11月)が予定されている。

《TY》

 提供:フィスコ

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