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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3)ミスミG、ディーエヌエ、中外薬、マクドナルド

■アズワン <7476>  4,625円  +105 円 (+2.3%)  本日終値
 アズワン<7476>が続伸。同社はこの日、午前11時30分から大阪市西区の本社で16年3月期の第2四半期累計(4~9月)決算説明会を開催。第2四半期累計の連結営業利益は25億7500万円(前年同期比1.7%減)となったが、大阪物流センターの稼働効果などにより、通期予想の60億2000万円(前期比0.6%増)は変更していない。また、井内卓嗣社長は「eコマースを中心に中国での事業展開は順調に推移、国内では新たなWEBショップが12月に開設予定で、15年3月期の売上高520億4100万円から20年3月期には700億円を目指す」として中期計画達成に意欲を見せている。

■ミスミグループ本社 <9962>  1,707円  +37 円 (+2.2%)  本日終値
 ミスミグループ本社<9962>が3日続伸。同社が前週末20日に発表した10月の月次売上高は前年同月比15.5%増の206億4300万円と好調な伸びを確保した。主力のFA事業が同11.7%増の93億5300万円、金型部品事業が同12.0%増の60億4800万円、一般流通品を扱うVONA事業は27.8%増の52億4200万円だった。これを好感する買いを誘っている。

■ディー・エヌ・エー <2432>  1,967円  +40 円 (+2.1%)  本日終値
 ディー・エヌ・エー<2432>は5日続伸。同社は20日、傘下のプロ野球球団の本拠地である「横浜スタジアム」を買収すると発表した。TOB(株式公開買い付け)によるM&Aで買収額は最大98億円。球場の改修などを行い野球事業の黒字転換を図る。この発表に対して、ゴールドマン・サックス証券は23日「買収が成功すれば同社にとって戦略的メリットとなろう」と指摘、「買い」推奨を継続している。球団と球場を一体運営する楽天<4755>ではボールパーク構想などの積極的な取り組みにより野球事業が損益分岐前後の利益水準にあるとみており、「宣伝効果を考えれば、野球事業のROI(投資対効果)は高くディーエヌエーも球場運営の取り込みによってより大きなリターンを生み出せるだろう」とみている。

■中外製薬 <4519>  4,390円  +85 円 (+2.0%)  本日終値
 中外製薬<4519>が5日続伸。同社は20日、抗悪性腫瘍剤カペシタビン(販売名ゼローダ錠300)が、厚生労働省から「胃癌術後補助化学療法」に対する製造販売承認を取得したことを発表した。ゼローダは、日本ロシュ(現、中外製薬)で創製され、海外では1998年に初めて米国、スイスおよびカナダで、2001年に欧州で承認され、これまでに世界100カ国以上で承認されている。国内では、03年6月に「手術不能又は再発乳癌」を効能・効果として販売を開始し、07年12月に海外における用法・用量の承認、および「結腸癌における術後補助化学療法」、09年9月に「治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌」、11年2月に「治癒切除不能な進行・再発の胃癌」の効能・効果の承認を取得し、販売している。

■マクドナルド <2702>  3,060円  +50 円 (+1.7%)  本日終値
 日本マクドナルドホールディングス<2702>が続伸、年初来高値を更新した。業績低迷が続いているが、株価面では既に織り込みが進んだ。不採算店舗の閉鎖を加速させており、リストラに本腰を入れていることが買いの手掛かりとなっている。信用倍率0.23倍と信用取組が大幅に売り長であることも買い戻しを誘発している。

■NTN <6472>  573円  +9 円 (+1.6%)  本日終値
 NTN<6472>が3日続伸。きょうは、大和証券がNTNの株式レーティングを格下げし、目標株価を引き下げたことが確認されている。同証券は同社について、下期に入ってからも需要環境に大きな変化はないと指摘したうえで、自動車向けは数量拡大に加えて、採算を意識した受注活動効果により利益率改善が続く見込みだが、補修用の増益シナリオは積極的な投資負担もありやや描き難いと感じている、としている。大和の業績予想は下方修正し、レーティングを「2」(アウトパフォーム)から「3」(中立)へ格下げ、目標株価は950円から600円へ引き下げた。

■小田急電鉄 <9007>  1,233円  +18 円 (+1.5%)  本日終値
 気象庁地震火山部は20日午後2時、大涌谷周辺の想定火口域で噴火の可能性が低くなったことから、噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から1(平常)に引き下げたと発表(平常は活火山であることに留意) 。これにより、神奈川県箱根町で入山規制などの特段の警戒が必要なくなった。箱根関連銘柄として、箱根登山電車や箱根登山ケーブルカー、箱根ロープウェイを手掛ける小田急電鉄<9007>が前日終値近辺で推移し、箱根ガラスの森美術館を手掛けるうかい<7621>は取引未成立ながらも先週末終値と比べ高い水準で買い注文が入る格好。また、箱根小涌園を手掛ける藤田観光<9722>は19日に三菱UFJモルガン・スタンレー証券がレーティング「バイ」を継続、目標株価を570円から720円に引き上げた影響もあり大幅続伸、連日の年初来高値更新となっている。

■相鉄ホールディングス <9003>  708円  +10 円 (+1.4%)  本日終値
 相鉄ホールディングス<9003>が5日続伸。横浜ベイシェラトンなど高級ホテルが訪日客急増の恩恵を享受しているほか、都内を中心に展開する相鉄フレッサインなども好調に推移、インバウンド効果でホテル事業が業績に貢献している。横浜駅西口などの開発進捗も同社に追い風となっている。また、相鉄ローゼンなどスーパー事業が回復基調にあり、16年3月期営業利益は従来予想の269億円から273億円(前期比6.9%増)に増額しており、見直し買いが軌道に乗っている。

●ストップ高銘柄
 AMBITION <3300>  1,474円  +300 円 (+25.6%) ストップ高   本日終値
 アサカ理研 <5724>  1,551円  +300 円 (+24.0%) ストップ高   本日終値
 ブロッコリー <2706>  449円  +80 円 (+21.7%) ストップ高   本日終値
 アパマンショ <8889>  664円  +100 円 (+17.7%) ストップ高   本日終値
 など、4銘柄

●ストップ安銘柄
 LCAHD <4798>  1円  0 円 (0.0%) ストップ安   本日終値
 など、1銘柄

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