市場ニュース

戻る
 

【通貨】NY為替:ドル・円は122円84銭、米SF連銀総裁発言で年内利上げ観測強まる


 23日のニューヨーク外為市場でドル・円は、123円19銭から122円78銭へ下落して122円84銭で引けた。米国の10月シカゴ連銀全米活動指数、11月製造業PMI、10月の中古住宅販売件数が予想を下回ったこと。また、タルーロFRB理事の利上げに慎重な発言を受けてドル売りが優勢となった。しかし、ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁の週末講演での発言「米国の経済が現在の状況を維持した場合、12月に利上げを開始する正当性が強まる」、を受けた年内の利上げ観測も根強く、下値は限定的だった。


 ユーロ・ドルは、1.0657ドルへ上昇後、1.0592ドルへ下落して1.0635ドルで引けた。ユーロ圏の11月総合PMIが11年以来の高水準に達したため、いったんユーロ買いが優勢となった。しかし、欧米金利差の拡大観測を受けたユーロ売り、ドル買いも強く、オプションバリアーをつけて売りがさらに加速した。ユーロ・円は、131円04銭から130円38銭へ下落した。


 ポンド・ドルは、1.5190ドルへ上昇後、1.5109ドルへ下落。ドル・スイスは、1.0215フランから1.0178フランへ下落した。

《KK》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均