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【経済】中国鉄建、マリのホテル襲撃で子会社幹部3人が犠牲に


山西省政府はこのほど、住宅購入規制を緩和すると発表した。住宅を購入する際の戸数や戸籍、年齢など各種制限を廃止する。住宅ローンの申請条件も緩和する方針。現地メディアが23日伝えた。

住宅在庫の積み上がりを受け、需要の刺激を図る狙い。例えば、2戸以上の住宅を保有する世帯について、代金を完済していれば、住宅ローンを利用した3戸目の購入を認める方針だ。
鉄道インフラ建設大手の中国鉄建(1186/HK)は21日、アフリカ西部マリの首都バマコで20日発生した高級ホテル襲撃事件により、子会社の幹部3人が犠牲になったことを明らかにした。死亡したのは、子会社である中国鉄建国際集団の総経理、副総経理、西アフリカ総経理(=支社長)。3人は商談のため、同ホテルに宿泊していた。

ホテルを襲撃したのは、アルカイダ系武装組織とみられている。武装集団は外資系ホテルを襲撃し、宿泊客など170人を人質に取って立てこもった。その後、治安部隊が突入した際に銃撃戦となり、19人の犠牲者が出たとされる。

習近平・国家主席はこの事件を受け、残酷な行為を強く非難すると同時に、国際社会と協力してテロ活動と戦う考えを表明した。

中国鉄建は調査・コンサルティング・設計から建設工事請負まで、建設総合サービスを提供する。手がける領域は、道路、橋梁、港湾、空港、治水など幅広いが、社名の通り鉄道が中心。ほかに建機・資材の製造、不動産、物流も手がける。同業の中国中鉄(390/HK)と双璧。売上高ベースで、世界ゼネコン2位に付ける(ENR誌ランキング)。海外進出。アジア、アフリカ、北南米、欧州など78カ国・地域で400件超の建設プロジェクトを請け負う。ただ海外売上比率は全体の4%。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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