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【市況】NY株式:ダウは4ドル安、ヘルスケアセクターに売りが広がる


19日の米国株式相場は下落。ダウ平均は4.41ドル安の17732.75、ナスダックは1.56ポイント安の5073.64で取引を終了した。昨日のFOMC議事録を受けて、利上げを巡る先行き不透明感が払拭されものの、ヘルスケアセクターに売りが広がるなど、寄り付き後からもみ合う展開となった。新規株式公開(IPO)銘柄に買いが広がったことで上昇する場面もあったが、引けにかけて上げ幅を縮小し前日終値を挟んで小動きとなった。セクター別では、運輸や半導体・半導体製造装置が上昇する一方でヘルスケア機器・サービスやエネルギーが下落した。

医療保険のユナイテッドヘルス(UNH)が利益見通しを引き下げ、オバマケアのエクスチェンジ(医療保険取引所)向けの保険提供を取りやめることを検討していることが明らかとなり下落。家電量販店のベストバイ(BBY)は、決算内容が市場予想を下回り軟調推移。検索サイトのヤフー(YHOO)はアクティビスト(物言う投資家)のスターボード・バリューが、中国電子商取引のアリババ・グループ株式のスピンオフ(分離・独立)計画の撤回を求めたことで、売られた。一方で、コーヒーメーカーのキューリグ・グリーン・マウンテン(GMCR)は、決算内容が好感され、大幅上昇となった。

本日、ニューヨーク証券取引所に上場したモバイル決済のスクエア(SQ)と出会い系サービスのマッチ・グループ(MTCH)は公開価格を大幅に上回る好調な出だしとなった。



Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

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