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【市況】各国のテロ対策に安心感か、リバウンド基調に期待感


『米株式市場』


18日のNY市場は大幅に上昇。米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録発表を受け、12月の米利上げ観測が強まった。市場は利上げ時期の不透明感が和らいだとして、アク抜け的な動きをみせた。ダウ平均は247.66ドル高の17737.16、ナスダックは89.19ポイント高の5075.20。


米利上げ時期の不透明感が和らいだことで、米国市場の流れを引き継ぎ、アジア市場でも投資家の買い安心感が強まった。欧州市場も全般堅調なスタートとなるなか、グローベックスの米株先物はNYダウで70ドル高程度を織り込んでいる状況である。また、テロの影響を楽観視する訳には行かないだろうが、各国のテロ対策に対して落ち着きもみられてきており、安心感につながりそうである。NYダウは昨日の上昇で25日線を回復し、先週後半の下落分を吸収している。再びリバウンド基調が強まる展開が期待されそうである。


なお、経済指標では新規失業保険申請件数(先週)、フィラデルフィア連銀製造業景況指数(11月)、消費者信頼感指数(先週)、景気期待指数(11月)、景気先行指数(10月)が予定されている。フィラデルフィア連銀や景気先行指数などは前月から改善が見込まれている。12月利上げが織り込まれている中では、予想を上回る

《TY》

 提供:フィスコ

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