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【市況】東京株式(大引け)=210円高、米株高受け2万円視界に

 19日の東京株式市場は朝方から広範囲に買いを集め大幅高となり、日経平均株価は一時1万9900円台に乗せ、2万円大台復帰を意識させる場面もあった。
 大引けの日経平均株価は前日比210円63銭高の1万9859円81銭と3日続伸。東証1部の売買高概算は20億7755万株、売買代金概算は2兆4292億2000万円。値上がり銘柄数は1411、対して値下がり銘柄数は373、変わらずは130銘柄だった。全体の7割強の銘柄が上昇した。
 きょうの東京市場は、前日の米国株市場が大幅上昇したことを受けて買いが大きく先行した。10月のFOMC議事要旨は年内利上げの可能性を強く示唆するもので、利上げ時期の不透明感が払拭されたことを米国株市場はポジティブにとらえたことから、日本株もそれに追随する動きをみせた。日経平均は一時300円を超える上昇で2万円大台を視界にとらえたが、その後は伸び悩んだ。しかし、堅調なアジア株を横目に全体が緩む場面では買いが厚く、日銀の金融政策決定会合で現状維持が伝わった後も下げ圧力は限定的だった。
 個別では、三井住友<8316>がしっかり、富士通<6702>、JT<2914>も買いが先行した。エスケイ<7608>が値上がりトップに買われ、明治海<9115>も値を飛ばした。大阪チタ<5726>、日本通信<9424>が急伸、トプコン<7732>、アドバンテスト<6857>も高い。半面、ソフトバンク<9984>が冴えず、日本郵政<6178>も軟調。住友ベーク<4203>が急落、オープンハウス<3288>、エイチ・アイ・エス<9603>も大幅安。JDI<6740>も値を下げた。




出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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