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【市況】出光興産が反落、国内大手は昭和シェル石油とのシナジー効果では株価の押し上げ効果は限定的と指摘

 出光興産<5019>が3日ぶりに反落。きょうは、国内大手証券が同社についてリポートをリリースしている。
 同証券は、石油製品マージンの見通しを引き下げ、17年3月期(目標株価の算定基準期)の在庫損益などを除く修正EPS予想を下方修正し、目標株価も2320円から2080円へ引き下げている。また、昭和シェル石油<5002>とのシナジー効果500億円/年では、株価の押し上げ効果は限定的と考えると指摘。経営統合に際し、昭和シェル石油の他の株主(Royal Dutch Shell以外)に対しても何らかのプレミアムを払うかは未定であるとしているほか、石炭や石油開発の減損リスクも考慮すると積極的な投資スタンスは困難との見解を示している。レーティングは「ニュートラル」を継続している。
《MK》

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