【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):日立、安川電、トヨタ、野村不HD
■東海理化電機製作所 <6995> 2,793円 +66 円 (+2.4%) 本日終値
東海理化<6995>が反発。いちよし経済研究所は16日、同社株のレーティング「A」を継続するとともにフェアバリューを3300円から3500円に引き上げた。同社は徹底的な合理化を推進しているが、その効果はトヨタ自動車<7203>が12月に予定している「新型プリウス」の投入による国内稼働率上昇で収益拡大に結び付くと指摘。同証券では16年3月期の連結営業利益は会社予想330億円に対し、350億円(前期比12.2%増)を予想。17年3月期は同380億円、18年3月期は410億円を見込んでいる。
■日立製作所 <6501> 726.7円 +14.9 円 (+2.1%) 本日終値
日立製作所<6501>が3日ぶり反発。自動運転市場は完成車メーカーをはじめ周辺のカーエレクトロニクスを手掛ける企業が先を競って技術開発を進めており、2020年度に市場規模は1兆円を超える見通しにある。そのなか、同社は同市場に注力姿勢を明示しており、前週には試作車を公開するなど積極展開している。16年3月期の同社の自動車分野売上高について約1兆円を見込んでいるが、19年3月期の目標1兆2000億円についても上方修正観測が伝えられるなど、市場の注目度が増している。
■安川電機 <6506> 1,604円 +32 円 (+2.0%) 本日終値
クレディ・スイス証券の機械セクターのリポートでは、新興国経済&建機株を中心としたインフラ関連の先行指標とされるCRBが13年ぶりの安値を付けたことを受け、現在のCRBはブリックスの成長期待消滅を示唆していると指摘。それでも、スマホ投資の回復シナリオ(安川電機<6506>を筆頭とするFA関連に強気)と短期的な工作機械受注の再加速シナリオは不変との見方で、インフラ関連では自力成長力に長けるクボタ<6326>とダイキン工業<6367>、自動車消耗品関連ではジェイテクト<6473>、総合重機関連では三菱重工業<7011>に注目。セクター判断「マーケットウエイト」を継続している。
■関東電化工業 <4047> 883円 +17 円 (+2.0%) 本日終値
関東電化工業<4047>が3日ぶりに反発。岩井コスモ証券は16日、投資判断の「A」を継続するとともに、目標株価は1440円から1500円に引き上げた。フッ素系特殊ガス大手。半導体の微細化や立体構造化による工程数の増加が半導体特殊ガスの需給改善・価格修正につながり業績は改善。第2四半期(4~9月)の連結営業利益は前年同期比3.0倍の38億8200万円と業績予想を増額した8月時点の予想(35億円)を超過達成した。16年3月期の営業利益は78億円で据え置いたことは「保守的」とみており、81億円への増額修正を予想している。
■しまむら <8227> 13,130円 +250 円 (+1.9%) 本日終値
しまむら<8227>が反発。ドイツ証券は16日、同社株のレーティングの「バイ」を継続するとともに、目標株価を1万5000円から1万6000円に引き上げた。同証券では、15年5月に取締役に就任した北島氏による構造改革に注目。北島改革は、徹底的な在庫処分からスタートし「商品鮮度の向上による販売回復や売上総利益率の改善へフェーズが変化している」と指摘。この効果に伴い、16年2月期の連結営業利益は前期比12%増の414億円と3期ぶりに増益転換、17年2月期は同463億円と最高益更新を予想している。
■トヨタ自動車 <7203> 7,545円 +134 円 (+1.8%) 本日終値
トヨタ自動車<7203>が5日ぶりに反発。為替相場が1ドル=123円台に円安が進んだことも、見直し買いの要因となっている。ゴールドマン・サックス証券は、同社株の「買い・コンビクション」を継続するとともに目標株価を9000円から9500円に引き上げた。台数当たり収益の改善(ミックス改善)が期待できる点などを評価している。
■野村不HD <3231> 2,500円 +41 円 (+1.7%) 本日終値
野村不動産ホールディングス<3231>が4日ぶり反発。不動産証券化ビジネスを展開するほか、「プラウド」ブランドで展開する分譲マンションも好調だ。16年3月期はマンション販売戸数が急拡大、販価も上昇顕著で利益率も向上しており、営業利益は従来予想の730億円から前期比5.7%増の760億円に上方修正している。「不動産市況の回復を背景に私募ファンドの物件売却益も増勢、資産運用事業も好調で収益の伸びを支えている」(国内証券情報部)という。
■シノケングループ <8909> 1,726円 +27 円 (+1.6%) 本日終値
シノケングループ<8909>が5日ぶりに反発。16日引け後に増配を発表しており、株式還元に対する前向きな姿勢を評価した買いが入っているようだ。15年12月期の期末配当について、従来予想の6円25銭から8円へ引き上げた。中間配当6円25銭と合わせた年間配当予想は14円25銭となる。ただ、同社は1月1日を効力発生日として1対2の株式分割を実施しており、今期の年間配当予想を株式分割前に換算すると1株当たり28円50銭となり、実質的には前期実績の15円と比べ13円50銭の増配となる。
●ストップ高銘柄
スマートバリュー <9417> 2,275円 +400 円 (+21.3%) ストップ高 本日終値
フリークアウト <6094> 2,352円 +400 円 (+20.5%) ストップ高 本日終値
ヒューマンウェブ <3224> 3,085円 +500 円 (+19.3%) ストップ高 本日終値
東洋合成工業 <4970> 1,015円 +150 円 (+17.3%) ストップ高 本日終値
翻訳センター <2483> 5,010円 +700 円 (+16.2%) ストップ高 本日終値
など、8銘柄
●ストップ安銘柄
LCAHD <4798> 1円 0 円 (0.0%) ストップ安 本日終値
以上、1銘柄
株探ニュース
東海理化<6995>が反発。いちよし経済研究所は16日、同社株のレーティング「A」を継続するとともにフェアバリューを3300円から3500円に引き上げた。同社は徹底的な合理化を推進しているが、その効果はトヨタ自動車<7203>が12月に予定している「新型プリウス」の投入による国内稼働率上昇で収益拡大に結び付くと指摘。同証券では16年3月期の連結営業利益は会社予想330億円に対し、350億円(前期比12.2%増)を予想。17年3月期は同380億円、18年3月期は410億円を見込んでいる。
■日立製作所 <6501> 726.7円 +14.9 円 (+2.1%) 本日終値
日立製作所<6501>が3日ぶり反発。自動運転市場は完成車メーカーをはじめ周辺のカーエレクトロニクスを手掛ける企業が先を競って技術開発を進めており、2020年度に市場規模は1兆円を超える見通しにある。そのなか、同社は同市場に注力姿勢を明示しており、前週には試作車を公開するなど積極展開している。16年3月期の同社の自動車分野売上高について約1兆円を見込んでいるが、19年3月期の目標1兆2000億円についても上方修正観測が伝えられるなど、市場の注目度が増している。
■安川電機 <6506> 1,604円 +32 円 (+2.0%) 本日終値
クレディ・スイス証券の機械セクターのリポートでは、新興国経済&建機株を中心としたインフラ関連の先行指標とされるCRBが13年ぶりの安値を付けたことを受け、現在のCRBはブリックスの成長期待消滅を示唆していると指摘。それでも、スマホ投資の回復シナリオ(安川電機<6506>を筆頭とするFA関連に強気)と短期的な工作機械受注の再加速シナリオは不変との見方で、インフラ関連では自力成長力に長けるクボタ<6326>とダイキン工業<6367>、自動車消耗品関連ではジェイテクト<6473>、総合重機関連では三菱重工業<7011>に注目。セクター判断「マーケットウエイト」を継続している。
■関東電化工業 <4047> 883円 +17 円 (+2.0%) 本日終値
関東電化工業<4047>が3日ぶりに反発。岩井コスモ証券は16日、投資判断の「A」を継続するとともに、目標株価は1440円から1500円に引き上げた。フッ素系特殊ガス大手。半導体の微細化や立体構造化による工程数の増加が半導体特殊ガスの需給改善・価格修正につながり業績は改善。第2四半期(4~9月)の連結営業利益は前年同期比3.0倍の38億8200万円と業績予想を増額した8月時点の予想(35億円)を超過達成した。16年3月期の営業利益は78億円で据え置いたことは「保守的」とみており、81億円への増額修正を予想している。
■しまむら <8227> 13,130円 +250 円 (+1.9%) 本日終値
しまむら<8227>が反発。ドイツ証券は16日、同社株のレーティングの「バイ」を継続するとともに、目標株価を1万5000円から1万6000円に引き上げた。同証券では、15年5月に取締役に就任した北島氏による構造改革に注目。北島改革は、徹底的な在庫処分からスタートし「商品鮮度の向上による販売回復や売上総利益率の改善へフェーズが変化している」と指摘。この効果に伴い、16年2月期の連結営業利益は前期比12%増の414億円と3期ぶりに増益転換、17年2月期は同463億円と最高益更新を予想している。
■トヨタ自動車 <7203> 7,545円 +134 円 (+1.8%) 本日終値
トヨタ自動車<7203>が5日ぶりに反発。為替相場が1ドル=123円台に円安が進んだことも、見直し買いの要因となっている。ゴールドマン・サックス証券は、同社株の「買い・コンビクション」を継続するとともに目標株価を9000円から9500円に引き上げた。台数当たり収益の改善(ミックス改善)が期待できる点などを評価している。
■野村不HD <3231> 2,500円 +41 円 (+1.7%) 本日終値
野村不動産ホールディングス<3231>が4日ぶり反発。不動産証券化ビジネスを展開するほか、「プラウド」ブランドで展開する分譲マンションも好調だ。16年3月期はマンション販売戸数が急拡大、販価も上昇顕著で利益率も向上しており、営業利益は従来予想の730億円から前期比5.7%増の760億円に上方修正している。「不動産市況の回復を背景に私募ファンドの物件売却益も増勢、資産運用事業も好調で収益の伸びを支えている」(国内証券情報部)という。
■シノケングループ <8909> 1,726円 +27 円 (+1.6%) 本日終値
シノケングループ<8909>が5日ぶりに反発。16日引け後に増配を発表しており、株式還元に対する前向きな姿勢を評価した買いが入っているようだ。15年12月期の期末配当について、従来予想の6円25銭から8円へ引き上げた。中間配当6円25銭と合わせた年間配当予想は14円25銭となる。ただ、同社は1月1日を効力発生日として1対2の株式分割を実施しており、今期の年間配当予想を株式分割前に換算すると1株当たり28円50銭となり、実質的には前期実績の15円と比べ13円50銭の増配となる。
●ストップ高銘柄
スマートバリュー <9417> 2,275円 +400 円 (+21.3%) ストップ高 本日終値
フリークアウト <6094> 2,352円 +400 円 (+20.5%) ストップ高 本日終値
ヒューマンウェブ <3224> 3,085円 +500 円 (+19.3%) ストップ高 本日終値
東洋合成工業 <4970> 1,015円 +150 円 (+17.3%) ストップ高 本日終値
翻訳センター <2483> 5,010円 +700 円 (+16.2%) ストップ高 本日終値
など、8銘柄
●ストップ安銘柄
LCAHD <4798> 1円 0 円 (0.0%) ストップ安 本日終値
以上、1銘柄
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