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【市況】東京株式(大引け)=236円高、主力株中心に買い戻し

 17日の東京株式市場は終始買いが優勢、日経平均株価は一時332円高まで買われ、大引けは伸び悩んだものの前日の下げ幅を上回る上昇をみせた。
 大引けの日経平均株価は前日比236円94銭高の1万9630円63銭と急反発。東証1部の売買高概算は22億5050万株、売買代金概算は2兆6513億円。値上がり銘柄数は1501、対して値下がり銘柄数は317、変わらずは96銘柄だった。売買代金は前日から膨らみ、東証1部全体の8割近い銘柄が上昇した。
 きょうの東京市場は主力株中心に大きく買い戻される展開となった。フランスのパリで発生した同時テロの影響が尾を引くことも懸念されたが、前日の欧州株市場は総じて底堅さを発揮、米国株市場ではNYダウが237ドル高と急反発をみせたことから、東京市場でもリスクを取る動きが表面化した。為替が円安傾向に振れたことがプラスに働いたほか、中国などアジア市場が堅調だったことも不安心理の緩和につながった。また、先物主導のインデックス買いで日経平均寄与度の高い値がさ株が上昇したことで全体を押し上げた。
 個別では、トヨタ<7203>が活況裏に切り返し、ファーストリテ<9983>が大幅高。ファナック<6954>も買われた。フジクラ<5803>が急伸、マーベラス<7844>も値を飛ばしている。戸田工<4100>、クラリオン<6796>も物色人気に。NEC<6701>も商い増勢のなか大きく上昇した。半面、かんぽ生命保険<7181>が軟調、任天堂<7974>も冴えない。アジアパイル<5288>が急落、アイスタイル<3660>、生化学<4548>、戸田建<1860>も大きく値を下げた。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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