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【経済】中国の国有大手4行:09年以来の貸出残高減、景気減速が予想以上も


中国人民銀行(中央銀行)は16日、中国工商銀行や中国建設銀行などの国有大手4行の10月の貸出残高が35兆6900億元(約714兆円)となり、前月比656億元減少したと報告した。

外国メディアは、貸出残高の減少が2009年以来となり、景気減速が予想以上に進んでいる可能性があるとの懸念を示した。銀行が景気の先行きや貸出資産に対して慎重な姿勢を維持していることが伺えると指摘した。

なお、今年7-9月期の国有大手4行の増益率は1%以下にとどまったほか、4行とも不良債権比率の増加圧力にも直面。また、中国銀行業監督管理委員会(銀監会)が12日に発表したデータによると、今年1-9月の市中銀行の増益率は前年同期の13%から2%に急激に縮小したという。貸倒引当金の増加や利ざやの縮小、資金需要不足などが利益率を圧迫したと分析された。

《ZN》

 提供:フィスコ

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