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【市況】【今日の相場見通し】本日の予想レンジ 19,450円~19,750円。 

 米ダウ平均は、週末にフランスで起こった同時テロに対し、欧州市場がヒステリックな動きを見せなかったことから、経済的影響は限定的と安心感が広がったことや、原油価格の上昇を好感し大幅反発。その影響でシカゴの日経平均も、大証の終値比べ(日中比)275円高と大幅上昇で取引を終えていることから、東京市場の朝方も買い先行により大きく値上がりしての取引開始となりそうだ。

 一巡後は、為替市場でドルが対円で123円台を回復するなど、円安基調が戻ってきたことから、輸出関連セクターなどを中心に買戻しの動きが強まる公算で、エネルギー関連の銘柄も、地政学的リスクの高まりから原油価格が反発したことを材料に、買い直されることが見込まれることから、マーケットは概ね堅調に推移しそうである。

 ただ、明日から始まる日銀の政策決定化合(19日まで)の結果を、見極めたい参加者も多いだけに、19,700円を超えるレベルではやや上値が重くなることも予想される。

 テクニカル的には、昨日の取引でも下値を支えた200日移動平均線(19,330円前後)が、引き続き支持線として下値をサポートし、11/12の高値19,725円の突破を目指すことになりそうだが、ここ1週間は19,700円台が上値抵抗となっているだけに、直近高値近くでは戻り売りが出易く、値動きが鈍る可能性も考えられるだろう。

 新興市場のジャスダック平均は、ボリンジャーバンドの+1σ(2,586ポイント前後)~+2σ(2,608ポイント前後)での値動きとなりそうで、マザーズ指数は、一目均衡表の雲の下限(770ポイント前後)が下値メドとして意識されそうだ。

 本日の予想レンジ 19,450円~19,750円。(ストック・データバンク 編集部)

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