【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):日電硝、ショーボンド、そーせい、日農薬
■日本電気硝子 <5214> 684円 +19 円 (+2.9%) 本日終値
日本電気硝子<5214>が反発。クレディ・スイス証券では、15年12月期上期に続き第3四半期も液晶を中心とした生産性改善効果が発現したことにより業績が底上げされ始めていると指摘。第4四半期並びに16年12月期の第1四半期は液晶ガラス出荷量が更に減少するとみるものの、生産性の改善が定着する蓋然性が高まってきていると考え、来期は増益を予想。15年12月期営業利益を170億円から201億円に、16年12月期営業利益を189億円から237億円に引き上げ。レーティングを「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に、目標株価を610円から830円に引き上げている。
■ショーボンド <1414> 4,890円 +105 円 (+2.2%) 本日終値
ショーボンド<1414>が続伸。いちよし経済研究所では、10~12月以降は収益伸長ペースの鈍化が予想されるとしながらも、インフラ補修を専業とする同社の成長性に変化はないと指摘。収益性向上による利益成長局面から安定成長局面に移行したと考える中、会社側の2016年6月期利益計画は保守的と判断して、当面の収益的な踊り場を織り込んだと解説。レーティングを「B」から「A」に引き上げ、フェアバリュー6500円を継続している。
■そーせいグループ <4565> 5,090円 +90 円 (+1.8%) 本日終値
そーせいグループ<4565>が続伸。いちよし経済研究所では、10月29日に導出先のノバルティス社が、「シーブリ」(NVA237)と「ウルティブロ」(QVA149)のふたつのCOPD治療薬の米国承認を取得したことを発表したことから、ノバルティス社からマイルストンを受領、10~12月に計上される予定と指摘。ノバルティス社の販売は順調、同社のロイヤリティ収入は増加傾向にあるとみて、米国での販売も開始されればロイヤリティ収入の増加ペースは加速すると解説。レーティング「A」を継続、フェアバリューを9500円から8600円に引き下げている。
■藤田観光 <9722> 515円 +3 円 (+0.6%) 本日終値
藤田観光<9722>が後場切り返しプラスへ浮上。大手ファンドが同社株を取得したことが引き続き注目されているようだ。9日に提出された5%ルール大量保有報告書によると、世界的大手のフィデリティ投信が藤田観光の株式をいきなり、652万3000株(発行済み株数の5.34%)を取得したことが判明した。株価は8月25日の年初来安値337円からきょうの高値517円まで53%を超える強い上昇トレンドとなっている。
■センコー <9069> 835円 +3 円 (+0.4%) 本日終値
センコー<9069>が反発。モルガン・スタンレーMUFG証券では、M&A効果が一巡する16年度は11%営業増益となり、伸び率鈍化は不可避と指摘。それでも、16年度同証券予想ベースのPERは11倍、PBRは1.2倍で「割安感が強い」としており、実績値が示す「経営力の質の高さ」は株価に織り込まれていないと解説。ロジスティクス業界のトップピックの1社と位置づけ、レーティング「オーバーウエイト」を継続。目標株価を1060円から1080円に引き上げている。
■大林組 <1802> 1,114円 +4 円 (+0.4%) 本日終値
大林組<1802>が8日続伸。きょうは、三菱UFJモルガン・スタンレー証券が大林組の株式レーティングと目標株価をそれぞれ引き上げたことが確認されている。同証券による目標株価は従来の1050円から1400円へ引き上げられた。また、カバレッジセクター内で同社の今後の株価パフォーマンスが相対的に高位となるとみて、レーティングを「ニュートラル」から「オーバーウエイト」へ格上げしている。大林組に対する同証券業績予想を上方修正し、前回予想との主な相違点は、建築、土木部門ともに完工総利益率予想を引き上げたこと、としている。
■日本郵政 <6178> 1,899円 +3 円 (+0.2%) 本日終値
証券ジャパンでは、今週の東京市場は引き続きしっかりした展開を予想。決算発表一巡で材料難の中、7~9月期GDPが2期連続のマイナスとなるようなら追加金融緩和や景気対策への期待が高まるとの見方で、日本郵政<6178>やゆうちょ銀行<7182>には指数組み入れに伴う買い需要の思惑が強まると解説。テクニカルでは、日経平均は8月21日に空けた窓2万33円や底打ちから切り返しの第1波となった9月29日安値から10月9日高値までの上昇幅1537円を直近安値1万8641円に当てはめた水準2万178円が戻りメドになるとの見方で、200日線や9日に空けた窓1万9294円、日足一目均衡表の転換線などが下値メドとして意識されると解説している。
■レーサム <8890> 1,075円 -194 円 (-15.3%) 本日終値
13日に決算を発表。「上期経常が9%減益で着地・7-9月期も73%減益」が嫌気された。レーサム <8890> [JQ] が11月13日大引け後(15:30)に決算を発表。16年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比9.3%減の28.3億円に減り、通期計画の78億円に対する進捗率は36.4%にとどまり、3年平均の58.8%も下回った。
⇒⇒レーサムの詳しい業績推移表を見る
■日本農薬 <4997> 712円 -101 円 (-12.4%) 本日終値 東証1部 下落率5位
日本農薬<4997>が急落し年初来安値を更新。同社は13日取引終了後に、16年9月期通期の連結業績予想を公表。営業利益は57億円(前期比42.7%減)にとどまる見通しだとしている。売上高は575億円(同1.0%増)と小幅増収を見込むが、ノウハウ技術料収入の減少や先行投資による経費の増加などが利益面に影響するとしている。
株探ニュース
日本電気硝子<5214>が反発。クレディ・スイス証券では、15年12月期上期に続き第3四半期も液晶を中心とした生産性改善効果が発現したことにより業績が底上げされ始めていると指摘。第4四半期並びに16年12月期の第1四半期は液晶ガラス出荷量が更に減少するとみるものの、生産性の改善が定着する蓋然性が高まってきていると考え、来期は増益を予想。15年12月期営業利益を170億円から201億円に、16年12月期営業利益を189億円から237億円に引き上げ。レーティングを「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に、目標株価を610円から830円に引き上げている。
■ショーボンド <1414> 4,890円 +105 円 (+2.2%) 本日終値
ショーボンド<1414>が続伸。いちよし経済研究所では、10~12月以降は収益伸長ペースの鈍化が予想されるとしながらも、インフラ補修を専業とする同社の成長性に変化はないと指摘。収益性向上による利益成長局面から安定成長局面に移行したと考える中、会社側の2016年6月期利益計画は保守的と判断して、当面の収益的な踊り場を織り込んだと解説。レーティングを「B」から「A」に引き上げ、フェアバリュー6500円を継続している。
■そーせいグループ <4565> 5,090円 +90 円 (+1.8%) 本日終値
そーせいグループ<4565>が続伸。いちよし経済研究所では、10月29日に導出先のノバルティス社が、「シーブリ」(NVA237)と「ウルティブロ」(QVA149)のふたつのCOPD治療薬の米国承認を取得したことを発表したことから、ノバルティス社からマイルストンを受領、10~12月に計上される予定と指摘。ノバルティス社の販売は順調、同社のロイヤリティ収入は増加傾向にあるとみて、米国での販売も開始されればロイヤリティ収入の増加ペースは加速すると解説。レーティング「A」を継続、フェアバリューを9500円から8600円に引き下げている。
■藤田観光 <9722> 515円 +3 円 (+0.6%) 本日終値
藤田観光<9722>が後場切り返しプラスへ浮上。大手ファンドが同社株を取得したことが引き続き注目されているようだ。9日に提出された5%ルール大量保有報告書によると、世界的大手のフィデリティ投信が藤田観光の株式をいきなり、652万3000株(発行済み株数の5.34%)を取得したことが判明した。株価は8月25日の年初来安値337円からきょうの高値517円まで53%を超える強い上昇トレンドとなっている。
■センコー <9069> 835円 +3 円 (+0.4%) 本日終値
センコー<9069>が反発。モルガン・スタンレーMUFG証券では、M&A効果が一巡する16年度は11%営業増益となり、伸び率鈍化は不可避と指摘。それでも、16年度同証券予想ベースのPERは11倍、PBRは1.2倍で「割安感が強い」としており、実績値が示す「経営力の質の高さ」は株価に織り込まれていないと解説。ロジスティクス業界のトップピックの1社と位置づけ、レーティング「オーバーウエイト」を継続。目標株価を1060円から1080円に引き上げている。
■大林組 <1802> 1,114円 +4 円 (+0.4%) 本日終値
大林組<1802>が8日続伸。きょうは、三菱UFJモルガン・スタンレー証券が大林組の株式レーティングと目標株価をそれぞれ引き上げたことが確認されている。同証券による目標株価は従来の1050円から1400円へ引き上げられた。また、カバレッジセクター内で同社の今後の株価パフォーマンスが相対的に高位となるとみて、レーティングを「ニュートラル」から「オーバーウエイト」へ格上げしている。大林組に対する同証券業績予想を上方修正し、前回予想との主な相違点は、建築、土木部門ともに完工総利益率予想を引き上げたこと、としている。
■日本郵政 <6178> 1,899円 +3 円 (+0.2%) 本日終値
証券ジャパンでは、今週の東京市場は引き続きしっかりした展開を予想。決算発表一巡で材料難の中、7~9月期GDPが2期連続のマイナスとなるようなら追加金融緩和や景気対策への期待が高まるとの見方で、日本郵政<6178>やゆうちょ銀行<7182>には指数組み入れに伴う買い需要の思惑が強まると解説。テクニカルでは、日経平均は8月21日に空けた窓2万33円や底打ちから切り返しの第1波となった9月29日安値から10月9日高値までの上昇幅1537円を直近安値1万8641円に当てはめた水準2万178円が戻りメドになるとの見方で、200日線や9日に空けた窓1万9294円、日足一目均衡表の転換線などが下値メドとして意識されると解説している。
■レーサム <8890> 1,075円 -194 円 (-15.3%) 本日終値
13日に決算を発表。「上期経常が9%減益で着地・7-9月期も73%減益」が嫌気された。レーサム <8890> [JQ] が11月13日大引け後(15:30)に決算を発表。16年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比9.3%減の28.3億円に減り、通期計画の78億円に対する進捗率は36.4%にとどまり、3年平均の58.8%も下回った。
⇒⇒レーサムの詳しい業績推移表を見る
■日本農薬 <4997> 712円 -101 円 (-12.4%) 本日終値 東証1部 下落率5位
日本農薬<4997>が急落し年初来安値を更新。同社は13日取引終了後に、16年9月期通期の連結業績予想を公表。営業利益は57億円(前期比42.7%減)にとどまる見通しだとしている。売上高は575億円(同1.0%増)と小幅増収を見込むが、ノウハウ技術料収入の減少や先行投資による経費の増加などが利益面に影響するとしている。
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