【市況】NY原油先物週間見通し:軟調か、供給過剰懸念から8月安値更新も
■NY原油先物
安値:40.22ドル
高値:45.12ドル
終値:40.74ドル
前週末比(騰落率):-8.02%
■下落、世界的に供給超過が長引くとの懸念
下落。米製油所での需要増加に伴い原油の在庫増が近く終了するとの期待から、週半ばには反発する局面もみられた。しかし、その後は米在庫が7週連続で増加したことから、世界的な供給超過が長引くとの懸念が広がるなか、週末にかけて下げ幅を拡大させている。
■軟調か、供給過剰懸念から8月安値更新も
想定レンジ:37.00~43.00ドル
軟調か。原油在庫は歴史的水準に積み上がっており供給過剰懸念は根強い。また、12月の米利上げ観測からドル先高観も強まっており、見切り売りが強まりやすいだろう。原油先物価格は40ドル割れが視野に入っており、8月につけた安値を更新してくる可能性もありそうだ。
《TN》
提供:フィスコ