【通貨】英ポンド週間見通し:底堅い展開か、安全逃避的なポンド買いが増える可能性
■やや強含み、対ユーロでのポンド買い増加の影響受ける
先週のポンド・円はやや強含み。英国中央銀行による早期利上げ観測は後退したが、投機的なポンド買い・ユーロ売りが増えた関係でポンドの対円レートは一時187円台に上昇し、底堅い動きを見せた。185円台では個人勢などのポンド買いが散見された。取引レンジは185円39銭-187円52銭。
■底堅い展開か、安全逃避的なポンド買いが増える可能性
今週のポンド・円は底堅い展開か。量的緩和拡大の可能性があるユーロは買いにくい状態が続くため、ポンドに安全逃避的な買いが集まりやすい。10月消費者物価指数が予想を上回った場合、ポンド高・円安の相場展開となる見通し。
○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・17日:10月消費者物価コア指数(前年比予想:+1.0%、9月:+1.0%)
・19日:10月小売売上高(前月比予想:-0.1%、9月:+1.9%)
予想レンジ:185円50銭-188円50銭
《FA》
提供:フィスコ