【通貨】豪ドル週間見通し:上げ渋りか、米利上げの影響は予測困難との見方
■底堅い動きを見せる、雇用統計改善を好感した買い
先週の豪ドル・円は底堅い動きを見せた。10月失業率は横ばいの予想に反して5.9%に低下。全体の雇用者は5万人以上増えた。米12月利上げを想定した豪ドル売り・米ドル買いはやや一服し、対円レートは一時88円に迫る場面があった。取引レンジは86円46銭-87円96銭。
■上げ渋りか、米利上げの影響は予測困難との見方
今週の豪ドル・円は上げ渋りか。10月失業率は低下し、雇用者数は予想以上に増加した。追加利下げの可能性は大幅に低下したが、米利上げの影響は予測困難との見方が増えていることや世界経済の成長鈍化に対する警戒感は残されている。ドル・円相場に大きな動きがない場合、リスク選好的な豪ドル買いが大きく広がる状況ではないとみられる。
○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・特になし
予想レンジ:86円00銭-89円00銭
《FA》
提供:フィスコ