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【市況】自律反発か、小売売上高が低調なら嫌気も


『米株式市場』


12日のNY市場は下落。セントルイス連銀総裁やリッチモンド連銀総裁が相次ぎ利上げに積極的な発言をしたことで12月の利上げ観測が強まり、売りが先行。週間新規失業保険申請件数が概ね堅調な水準で推移したことや、軟調な原油相場も嫌気され、終日軟調推移となった。ダウ平均は254.15ドル安の17448.07、ナスダックは61.94ポイント安の5005.08。


グローベックスは小動きに推移しているが、前日の大幅な下げに対する自律反発が意識されやすい面もありそうだ。NYダウは25日線を一気に割り込んでおり、早い段階で切り返せるかが注目されよう。


また、小売売上高の結果が注目される。最近の経済指標や小売決算では、年末商戦を控えるなかで個人消費が期待ほど伸びないとの見方か台頭してきている。小売売上高が弱い内容となれば、嫌気売りを誘う流れにも向かわせやすいだろう。

《TY》

 提供:フィスコ

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