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【市況】来週の株式相場見通し=横ばい強含みで推移、焦点は金融政策決定会合

 来週(16~20日)の東京株式市場は、週初に発表される7~9月期国内総生産(GDP)や、日銀の金融政策決定会合の内容に左右される展開が予想される。
 7~9月期GDPの市場予想の平均は、マイナス0.1~0.2%程度のマイナス成長との見方となっている。市場では既にマイナス成長はある程度織り込み済みで、関心は「その内容が、政府の経済対策発動や日銀の追加的な金融緩和実施につながるかどうかに集まっている」(市場関係者)との見方が出ていた。懸念材料としては、原油価格など国際商品市況の下落と、それに連動して弱含み推移となってきた欧米株式市場の動向がある。
 日経平均株価は横ばい強含みとなりそうで、来週の想定レンジは1万9400~1万9900円とする。
 日程面では、7~9月期のGDP(1次速報)、10月の首都圏新規マンション発売(16日)、10月の訪日外国人客数(18日)、日銀金融政策決定会合(18~19日)、10月の貿易統計、9月の全産業活動指数、10月の百貨店売上高(19日)、10月のコンビニエンスストア売上高(20日)に注目。
 海外では、米10月の鉱工業生産・設備稼働率、米10月の消費者物価指数(17日)、米10月の住宅着工件数(18日)、ASEAN首脳会議(18~22日)、米10月のCB景気先行総合指数が焦点となる。(冨田康夫)

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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