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【市況】13日の中国本土市場概況:上海総合1.4%安で続落、融資下振れ重し


13日の中国本土マーケットは値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比52.06ポイント(1.43%)安の3580.84ポイントと続落した。上海A株指数は54.74ポイント(1.44%)安の3749.89ポイント。一方、外貨建てB株相場はまちまち。上海B株指数が0.16ポイント(0.04%)高の377.25ポイント、深センB株指数が4.09ポイント(0.34%)安の1193.11ポイントで引けた。

融資低迷で景気の先行きが不安視される。人民元建て新規融資が5136億人民元(約9兆9170億円)に縮小し、昨年7月以来、15カ月ぶりの低水準を記録したことが嫌気された。前月実績の1兆500億人民元からほぼ半減し、市場予想の8000億人民元を大きく下回っている。景気減速で企業の投資意欲が減退し、貸出需要が低迷したようだ。

業種別では、インフラ関連株の下げが目立つ。ゼネコンの中国鉄建(601186/SH)が3.1%安、鉄道車両の中国中車(601766/SH)が4.1%安で引けた。石油や石炭のエネルギー関連株もさえない。中国石油天然気(601857/SH)が1.9%安、中国神華能源(601088/SH)が2.4%安と値を下げた。バイオ関連株や消費関連株、空運株、不動産株なども売られている。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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