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【市況】東京株式(大引け)=6円高、朝安後売り物こなし7日続伸

 12日の東京株式市場は安く始まったものの、その後は下げ渋り前日終値近辺でのもみ合いとなった。
 大引けの日経平均株価は前日比6円38銭高の1万9697円77銭と小幅ながら7日続伸。東証1部の売買高概算は20億9741万株、売買代金概算は2兆2738億1000万円。値上がり銘柄数は976、対して値下がり銘柄数は799、変わらずは137銘柄だった。ただ、商いに盛り上がりを欠くなか上げ幅はわずかで、TOPIXはマイナス圏で着地している。
 前日の米国株市場でNYダウ、ナスダック指数ともに安く引け、きょうの東京市場も主力株中心に買い手控え感が強いなかで始まった。前日まで日経平均は1000円強の上昇をみせ、短期的な過熱感が意識されている。中国景気減速に対する懸念が再度取り沙汰され、機械株などが売られたが、好業績株中心に押し目では買いが入り底堅さが光った。電力株や電鉄株などの内需株が買われ全体相場を支えた。もっとも値下がり銘柄も全体の4割強を占めており、あすのオプションSQを前に気迷いを感じさせる動きとなった。
 個別では、コロプラ<3668>が商いを伴い急伸、ファーストリテ<9983>も高い。SUMCO<3436>が大幅高に買われ、日駐<2353>も物色人気に。日本電子<6951>、戸田建<1860>も値を飛ばした。ユアテック<1934>が上昇、ミサワホーム<1722>、明治海<9115>も買われた。半面、三井住友<8316>が安く、任天堂<7974>も売られた。アイフル<8515>が大幅安となり、りそなHD<8308>、電通<4324>の下げも目立つ。五洋建<1893>も値を下げた。




出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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