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【市況】【今日の相場見通し】本日の予想レンジ 19,600円~19,800円。

 米ダウ平均は、米百貨店大手メーシーズの決算内容に失望し、年末商戦に不安が広がったことで小売りセクターが売られ、また、原油価格の下落によりエネルギーセクターが冴えなかったことも足枷となり、指数は小幅続落で取引を終了。その影響でシカゴの日経平均も、大証の終値比べ(日中比)55円安と下落して取引を終えていることから、東京市場の朝方も売り先行から小幅安での取引開始となりそうだ。

 一巡後は、為替市場でドルが売られ、対円で1週間の平均値である5日移動平均線を下回るなど、円安基調にややブレーキが掛かってきたことから、輸出関連セクターを中心に利益確定の売りが広がり易く、マーケットの上値は重く推移することが予想される。

 ただ、昨日発表された中国経済指標で、10月小売売上高は伸びていることが確認されるなど、同国によるリスクが薄らいでいることや、良好な相場マインドを考えると大幅下落は想定し難いだけに、下値は底堅い値動きとなるだろう。

 テクニカル的には、5日移動平均線(19,592円前後)が本日の下値支持線となり、上値は心理的節目である20,000円が目先の上値メドとして意識されそうだ。

 新興市場のジャスダック平均は、一昨日の取引でチャイナショック後初めて、一目均衡表の雲を突破し、昨日は75日移動平均線を上抜くなどポジティブな変化が続いている。本日取引でも堅調な値動きが推測され、75日移動平均線(2,585ポイント前後)が支持線となり、上値は週足チャートの26週移動平均線(2,635ポイント前後)回復を目指すだろう。マザーズ指数は、ボリンジャーバンドの+1σ(804ポイント前後)~-1σ(789ポイント前後)のレンジ内での取引となりそうである。

 本日の予想レンジ 19,600円~19,800円。(ストック・データバンク 編集部)

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