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【市況】<マ-ケット日報> 2015年11月11日

 11日の市場は日経平均が小幅ながらも6日続伸。終値は前日比20円高の1万9691円で、8月20日以来、2カ月半ぶりの高値をつけて引けた。日経平均の6連騰は9月30日~10月7日の6連騰以来の記録。目立った買い材料はなかったが、旺盛な押し目買い意欲が株価を押し上げている格好だ。2万円を見据えた流れが続いている。

 昨日の米国市場は前日の急落の反動からダウ平均は小反発した。原油先物(WTI)の上げでやや安心感が出たほか、住宅関連株が買われたことが全体を底堅くした。中国景気への懸念や年内利上げ観測によって上値は重かったが、1万8000ドル台を前にした値固めの動きと言えなくもない。さて、東京市場は短期的な過熱感が指摘されながらも日経平均は本日で6連騰を達成。値動き自体は静かだったが、前場安、後場高の展開で、取引時間中に着々と押し目買いが入ってきている様子が感じられる。内容の良さは東証1部の値上がり銘柄数が値下がり銘柄数の倍以上を占めていることでも分かる。出来高はそんなにでもないが、日経平均が75日や200日移動平均線を超えたことで、抵抗線が少なくなっていることが値持ちの良さにつながっている模様。本日は注目された中国の景気指標が後場(14時半頃)に発表されたが、好悪入り混じる内容で材料とならず。むしろ1つのイベント通過で動きが取りやすくなっている。(ストック・データバンク 編集部)

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